こんにちは。りこです。
うちの子供も、もうすぐ小学2年。
入学した頃は、慣れない新生活でバタバタ、オロオロ。
子供も私もよくわかっていないままに時が過ぎていった感じでした。
なんといっても、時間割をみてびっくり。
自分が小学生だった頃には、国語が2時間も連続なんてなかったのに。。。
今は、国の方針の影響で国語の時間が1週間の時間割の中で一番の大きなウェイトを占めています。
その他にも驚いたのは、道徳に教科書があるんだ!ってこと。
自分の時代には、道徳なんてビデオ鑑賞の時間だったので、といってもテーマは友情だったりするのですが…
ビデオをみて過ごせる時間だったので、すごく大好きな時間だったのです。
まっ、さぼれる時間とでもいいましょうか。。。
それが、教科書が用意される教科になるとは!
先日、ちょうどうわさの保護者会という番組で、この『道徳が教科になったこと』についてとりあげてくれていたので、こちらの記事で紹介させていただきますね。
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道徳の目的
今の小学校で道徳では何をしているのでしょうか。
教科書をみると、ページごとにテーマがあるようです。
友情であったり、いじめの問題であったり、そのテーマごとに1回の授業内で、児童同士で話し合う、議論させることが目的のようです。
ひとつのテーマについて、ひとりひとり感じ方、受け止め方は違いますよね。
自分はこう思っていたけれど、友達は違う考えをもっているんだ等。自分の意見や考え方にとらわれず、もっと客観的な目を養う目的があるようです。
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評価されてしまうの?
道徳が教科になったことで、これまでとは何が違ってくるのでしょうか。
それは、評価の対象になってしまうこと。
保護者の立場としては、そこが一番気になってしまうところなのではないでしょうか。
この道徳が教科になることで、学習指導要領では、『児童の成長を積極的にうけとめること。他の子供と比べないこと。』等が規定されているのです。
なので、通知表に記載するかについては、現在、各学校に任せられているというのが現状のようです。
でも、通知表に記載しない場合でも必ず記録として残さなければならない、という規定もあるようで、先生方の負担も大変そう。
例えば、小学5年、6年時の道徳についてを例にとりあげると、年間33もの項目を20時間かけて学ぶのだ。
文科省は「評価を内申書とか合否に関わることには使わない。」としているが、今後どうなるかわからない。
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保護者の心配
番組に出演されているホゴシャーズの方々から出ていた心配の声には、道徳を評価の対象にされてしまうと、先生の顔色をみるようになったり、ネットで正しい答えを探すようになったりして、みんな同じ意見になってしまうのではないだろうか、といった意見が多かった。
確かに…先生の気に入るような意見が正しいとは限らないですもんね。
道徳という教科の性質上、○か×かでは評価できないものだけに難しいのではないでしょうか。
道徳という教科が評価の対象になることで、同じような意見をみんながみんな持つようになってしまうのであれば、
多種多様な意見や考えがあるということに気づきにくくなり、本来の目的からそれてしまうのでは?と心配になりますよね。
番組にレギュラー出演されている尾木ママからは、道徳でとりあげたテーマについて、子供たちに議論させる場合には、子供が本音でしゃべりあえるような環境をつくることが必要。
家庭でも、今日の道徳の時間は、どんなことについて話しあったの?と子供に聞いてみることが大切とアドバイスをしてくれていましたよ。
番組内では、評価の対象になった道徳の時間を有効に使っている小学校が紹介されていましたよ。
そこの小学校では、クラスの全員が、輪になって、子供たちが疑問に思っていることをテーマに、議論を交わすという取組みが行われているそうだ。
ボールを使い、そのテーマについて、どう感じたのか自分の意見を言い、言い終えるとボールを誰か他の友達にむかって投げる。ボールを受け取った人は、そのテーマについて、自分の考えを話すというものだ。
こうすることによって、先生からも、子供それぞれがどんな風に考えているのか、よく理解できるようになり、子供もリラックスして自分の意見が言えるようになったのだとか。
これは、素晴らしい学校ですよね。
こうした教育法は、Philosophy for children(子供の疑問をもとに対話をすすめる教育手法)と呼ばれる手法なのだそう。
うちの子供の学校も、こんな風な授業をしてくれたら、子供の心の成長にも有効なのですが。。。
小学生になると、体も一段と成長しますが、メンタル面も大きく成長する時期ですよね。
親として、今、何をしてあげることが大切なのか常に考えさせられる毎日です。
また、お役に立てそうな子育て情報を更新させていただきますね。
最後までよんでいただき、有難うございます。