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6歳、キラキラの一年生になんかならなくていい!


うちの子供もついにこの春、小学生になったのだ。

嬉しいか、と聞かれてすぐにウンとはうなずけない複雑な心境。

同じ保育園から一緒に同じ小学校に行ったお友達はいない状況。

新しい友達は、出来るだろうか。

小学校に馴染めるのだろうか。

小学校に入ったら、何が大変に感じるようになるのか。

正直、不安は尽きない。

子供当人は、ケロッとしているけど、まだ何がなんなのか、状況を理解出来ていないから、不安は少ないのかもしれない。

果たしてどうなる事やら。。

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いよいよ小学校生活始まる!

小学生に進級する

卒園式が終わり、その後も3月いっぱいは、保育園で過ごしていた。

そして4月になったら、今度は学童へ。

数日の間に、いきなり大きな変化が訪れた。

どうなるかと親の私もドキドキしていたが、学童に行けば、先生が慣れた対応で子供に接してくれる。

小学校では、上級生が下級生の面倒を見るように指導されているおかげで入学したばかりの子供が、下駄箱でオロオロしていても、上級生がサポートしてくれる。

クラスでは、同性同士を隣の席にしてくれていて、そのおかげですぐに隣の子と仲良くなったようだった。

予想外にもスムーズなスタート!

意外となんとかなってしまうもので、不思議なほど本当にスムーズに平和な月日が過ぎていったのだ。

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慣れた頃にやってくる試練

新生活

やれやれ、あんなに心配したけれど、無駄な心配だったな、なんて安堵していた頃、その試練は、やってきたのだ。

ある日、学童に迎えに行ったら、子供がメチャクチャ不機嫌そうな顔をしていた。

どうしたのか理由を聞いてみると、どうやら友達とケンカしてしまったようなのです。

「今日から、おまえとは友達やめる!」

その一言が、息子の心を深く傷つけたようで、それから、数日間は、学校へ行きたくない、だの、ちょっとした事で怒り出す等、子供の情緒が明らかに不安定な様子が続きました。

何が原因なのか…

子供に理由を聞いてもよくわからないのだ。

でも喧嘩したって事は、うちの子供にも原因があったのだろう。。。

そんなある日、子供がボソッと小さな声で私に言ってきたのです。

「お母さん、友達は、100人作られなきゃダメなの?」

そう言われて、思わず何と返して良いか…とっさに言葉が思い浮かばなかった私。

少し後で、子供の話を少しずつ聞き出すと、どうやら、卒園時期に子供の耳に入ってきた様々な言葉が、子供にはプレッシャーになっていたようなのです。

うちの子供がプレッシャーに感じた言葉は、以下の言葉のようです。

「友達、たくさんか作ってね」

「素敵な一年生になってね」

「勉強、頑張ってね」

それらの言葉は、私も子供に言った事のある言葉ですし、このように言ってくださる方々の気持ちは、親の立場から言えば、本当にありがたい言葉なのです。

ですが、うちの子供にとっては、逆に重荷になってしまったようです。

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存在そのものが素晴らしい

素敵な笑顔

言うまでもない。

私自身だって、あなただって、わかっている。

自分の子供、元気でいてくれる、それだけで素晴らしい事なのだ。

だから、「友達ひとり出来るのだって凄い事なんだよ。だけどKくん(うちの子供)には、保育園の時の○○くんっていう友達がいるから、もう凄い事、やれているんだよ。」

私は、子供にそう声をかけてみたのでした。

子供は、私の言葉を聞いて、ホッとしたのか、ニッコリ笑みを浮かべたのでした。

ついつい忘れがちだけど子供は、子供のペースで毎日少しずつかもしれないけど確実に成長しているものだ。

俗にいう『キラキラの一年生』になんかなろうとしなくて良いのです。

第一、よく考えてみると、『キラキラの一年生』と言う言葉も随分と曖昧な言葉ではないか。

でも、一見、良さげな言葉なので、進学予定のお子さんがそばにいれば、ついつい使ってしまいたくなる気持ちは、よくわかる。

成長してくれている事、それだけでキラキラしているのですから。

子育てに悩みは本当に尽きません。

まだまだ続く子育て、お互いに頑張りましょうね。


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