「そろそろうちも机が必要かしら?」
先日、知り合いのお母さんから相談されたのです。
「えっ、もう?」
翌年、小学生になるお子さんのお母さんが立派な勉強机を準備しようとしていたのです。
机を買うよりも大事なこと
机を買う前に考えてみてください。
お子さんとのコミュニケーションはちゃんととれていますか?
実は、まだ子供が幼い時には、勉強面でも親とのコミュニケーションが必要な時期なのです。
勉強って楽しいの?
宿題は、なぜやらなきゃならないの?
子供が疑問や不安を持つ事の多い時期には、信頼できる親がお子さんをそばでケアする必要があるのです。
まだお子さんが、お母さん、お父さんを求めている、甘えたい時期には机は不要ではないかと思います。
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自立心がどのぐらいあるか
お子さんによっては、自分で自分の事をきちんと管理出来るようなお子さんがいます。
そのような自力心があるお子さんであれば、机を用意してあげてよいと思います。
でもまだそういった自己管理という意味での自力心が十分でない時には、机は不要だと思うのです。
勉強をする時の姿勢、鉛筆等の持ち方、問題文の読み方、問題文の取り組み方等、やがて一人で当たり前のようにこなしていく事を、親がそばで確認し、正しい方向へと導いてあげる必要があるのです。
ポータブル机の利用
机と言っても、何も大きくて立派な机ばかりではありません。
ポータブル用の机があるのをご存知ですか?
ポータブル机は、持ち運びが楽に出来るので、お母さんが、お子さんのそばに常にいられる状態を作りやすいメリットがあります。
また、ダイニングテーブル等で勉強すると、地に足がちゃんと着いた状態ではない為に、お子さんが作業する時に正しい姿勢が保ちにくいという難点もあります。
一番は、お子さんの勉強をそばで確認する為のコミュニケーションがしやすい環境を整えてあげる事が大切なので、ポータブル机でなければならないといった事ではありません。
でも、こういったアイテムを活用するとより便利にお子さんとのコミュニケーションも取れるかもしれません。
感動を一緒に
昨夜、うちの子供が落書き帳に絵を描きたい、と言うのでリビングで描かせていたのです。
「ねぇ、出来たよ。見て、見て。」
何かの絵を描いたのかと振り向くと、描かれていたのはひらがなでした。
画用紙に書かれていた文字『ちくわ』を自慢気に私に見せてきました。
ひらがなを鏡文字で書いてしまう子供が、ちゃんと書けたので嬉しかったのでしょう。
子供って褒めてもらいたがります。特にお母さんやお父さんに褒めてもらえるとやる気が増すようです。
お子さんが作った作品について、一緒に感動したり、喜んだりする体験を増やすような環境作りという意味でもリビング学習は、とても最適であると思います。
うちの子供は、未就学児なので本格的な勉強を始めるのは、少し先になりますが、小学生になったとしても机の購入予定はありません。
リビング学習で、出来るだけ子供と一緒に考えたり感動したいからです。
専門家の間でも話題となっているリビング学習ですが、実際にどのぐらい効果があるかは、今の段階ではわかりません。
でも自分自身の過去の経験を振り返ると、親のそばで勉強した方がはかどっていた記憶があります。
今思うと不思議ですが、なんか安心感からか、親のそばで勉強する方がやる気が出ていました。
自分の部屋にある自分の机で勉強するというのは、親の勝手な理想像ではありますが、実際には、その理想的な姿で勉強する為に子供の心身の成長がある程度、必要なのではないかと思います。
リビング学習について、効果を感じる事が出来たら、この記事に追記していく予定です。
今しか出来ない事をなるべくやってあげたいな〜とは思っていますが。。。
でも実際には、なかなか時間もゆとりもないんですけどね。