4歳のうちの子供は、パズルが大好きです。
保育園に行っても、自由時間になると、パズルを進んでやるようです。
そして、保育園の先生に「クラスで一番早いんですよ〜」と良く褒めて頂くのです。
親バカだと思いますが、そう言われると、素直に嬉しい。
どうして、うちの子供はパズルを完成させるのが、早いのだろう。
最初に保育園の先生に褒めて頂いたのは、子供が3歳の時でした。
その時、家にはパズルはなく、保育園でしか触っていないはずなのです。
パズルのようでパズルでない
ある日、「Kちゃん、ご飯出来たよ」と呼びに行くと、子供がおもちゃ箱の下を何やらカリカリ掻いているのです。
良く見ると、『パズル型マット』に描かれている動物のピースを一個ずつほじくっているのです。
「Kちゃん、ピースを取っちゃうと、マットが穴ぼこだらけになっちゃうから、元に戻しておいて」と私が言うと、子供は、おもむろににピースを元あった場所にはめ込んでいくのです。
私は、この時、ハッとしました。
そうか、これだったのか。
この『マット型パズル』、普通のパズルとは、決定的に違うところがあるのです。
普通のパズルは、一度ピースをテーブルの上に広げて、はめ込んでいきます。
ところが『パズル型マット』は、パズルピースを爪の先で搔くなどして、取っていくのです。
同じパズルのようでも遊び方が、真逆なのです。
パズルは、パズルピースの形を見ながら、どこに配置するピースなのか、考えていくゲームです。
『パズル型マット』は、もともとはマットですから、パズルは、おまけ的なもので、ゲームを主としていないのです。
なので、スポンジ素材のパズルピースは、爪で搔く等しないと、取りづらいのです。
だけど、素材がスポンジだからなのか、表面がデコボコしているからなのか、引っかかるところがたくさんあるようです。
子供の様子を見ていると、少しカリカリ掻いていると、ポロッとピースが取れるようなのです。
カリカリ掻いて、ピースがポロ。また、別のピースをカリカリ掻いて、またポロ。
これが子供にとってやみつきになるようなのです。
他の遊び道具(おもちゃ)だと、次から次に目移りし、あまりひとつのおもちゃに集中して遊ぶ姿というのは、身受けられなかったのです。
この『パズル型マット』を最初に商品開発した人は、きっとそういう事を意識して商品開発はしていないと思います。
ただ、うちの子供を見ていると、結果的に集中力を養う事につかながったのです。
これには、親もそういう事を意図して購入していないので、内心驚くとともに感心してしまいました。
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パズルの前にパズル型マット
うちの場合は、結果的に『パズル型マット』が、その後の遊びに良い影響をもたらしてくれました。
まだ、幼い時に集中力を求めらる機会は、あまりないので、その点を重視するお母さんは、少ないと思います。
でも、こうしたアイテムを使う事で、うちの子供のようにパズルが得意になったり、先生の話しをジッと聞いたりする事が出来る集中力を養えると思うと、案外、マットひとつ侮れないな、とこの件を通して感じた次第です。
そんな事もあって、うちでは子供が4歳過ぎても『パズル型マット』をはずす事をためらっていました。
結局、子供が4歳半になり、興味も完全にパズルの方に移った頃、ボロボロになった『パズル型マット』を捨てました。
でも、もし身近な友達に赤ちゃんが産まれたら、『パズル型マット』をプレゼントしてあげようと思っています。