やぁ…大変。。。
子供の卒園式の為のスライドを作るはめになった私。
その経緯は、『謝恩会はやるべきか』をご覧ください。
卒園式で、無事、自分で作ったスライドをながす事が出来た今、スライドを作る上で、成功した事、失敗し後悔した事をここに綴らせて頂こうと思います。
これから、卒園式に向けてスライドを作るという方がいたら、お役に立てる情報になったら嬉しいです。
スライドを作る上で一番大切な事
スライドを作る時に一番大切なものがあります。
それは、『音楽』です。
この音楽がスライドの良し悪しを8割方決めてしまう。
では、その音楽をどのように選曲するのか。
それには、まず漠然とでいいので、大雑把な構成を考えると良いようです。
私も最初に大雑把な構成を考えました。
その構成を頭にイメージしながら、色々な曲を聴いてみるのだ。
例えば、スライドの始まりをイメージしてみましょう。
明るくポップな感じのスタートなら、当然、明るく軽快な音楽をチョイス。
しんみりした感じで始まるのであれば、優しいゆっくりテンポな曲をチョイス。
と言うようにイメージに合うと感じる曲に巡り合えるまで、様々な音楽を聴いて曲をチョイスするのです。
構成のイメージと音楽が合っていれば、スライドは、ほぼ成功しているものと考えてよいと思います。
始まりをどんな感じにするのか、中盤はどんなイメージにするのか、エンディングは、どんな感じにするのか、大雑把とは言ってもしっかりイメージしておく事は大切です。
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二番目に大切なもの
二番目に大切なもの、それは編集ソフトです。
これ、意外と大事。
今、様々な動画用編集ソフトが存在しています。
探すのも大変ですよね。
その中で何をチョイスするのか、迷ってしまう事でしょう。
ちなみに私が実際に使った編集ソフトは、wonder share社の『filmore』です。
なぜ filmoreにしたかって?
filmoreは、値段もそう高くなく、エフェクト等の機能も適度に揃っていたからです。
編集ソフトについているエフェクト、これ結構大事です。
結局、凝ったエフェクトを使おうとすると、当然、お値段もはります。
また、高度な技術を搭載した編集ソフトは、当然、編集作業を行うPCもハイスペックなものでなければ、上手く機能しないのです。
そうかと言って、無料の編集ソフトだと、最低限のエフェクトしかなく、少しのエフェクトで、ある程度、満足した作品を作る為には、かなりスライド作りに長けている必要があり、素人には、なかなか難しいと思われます。
編集作業に慣れていない場合は、エフェクトそのものが、出来上がったスライドのイメージを決めてしまうので、使いたいエフェクトがあるかどうか、それが編集ソフトを選ぶ基準になると思うのです。
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写真を集める
スライドの重要な素材となる写真。
実は、この作業も結構重要。
私の場合、各家庭で気に入った写真を提出してもらう事にした。
出来上がった時のスライドを誰が見ても満足するものになるようにしたかったからだ。
でもこの方法、意外にも失敗だった。
失敗の原因のひとつは、本当にお気に入りの写真を提供してくる家庭もあれば、気遣って集合写真を提供してくる家庭もあったのだ。
最終的にスライドが出来上がった時に感じた事ですが、なるべく子供のアップ写真を集めるようにすると、スライドを見ている側の印象にも残りやすく、より良い作品に仕上がるようです。
写真集めする前に、どんな構成にするのか、ある程度具体的に案を作ってから、みんなに写真提供をお願いした方が、後々失敗のリスクが少なくなります。
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動画は付けるべきか
動画まで付けるべきか。
そんな事でもしも迷う事があるのであれば、個人的には、『NO』です。
過去の先輩方のスライドをいくつか拝見したのですが、動画を付けてしまった事で、全体的にダラダラ感が強調されたスライドになっているものが、あったのです。
写真だけのスライドで終わらせておけば、写真に登場する人物が知らない人ばかりでも、飽きずに見ていられるのですが、動画は、動きがある為に、写真よりもインパクトが強く残ってしまうのです。
その為、動画の構成が写真のスライドのクオリティーを上回るほどのものでなければ、せっかく作成した写真だけのスライド部分が台無しになってしまうのです。
動画を作成するのも、かなりの労力が要りますので、先ずは、全体的な流れをしっかりイメージしてから、動画を足していくのか、やめるのかを判断しましょう。
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編集しおえた段階は、ゴールではない
編集を終えた!
おぉ、もう完成だ!
なんて喜んでいた自分があまかった。
予定通り順調に編集作業がすすみ、スライド発表まで後、10日ほどとなった。
これは、余裕と思い浮かれていた自分。
実は、ここからが、さらなる難関が待っていたのだ。
出来上がったスライドを出力し、DVDに焼き付けなければならないのだ。
しかも、うちの場合は、DVDのカバーも作成しようとしていたので、さらなる大変な作業が待ち受けていたのだ。
DVDに焼き付ける為のオーサリングソフト、どの会社のものを選んでも一緒だと思っていたら、自分が持っているPCとの相性や等もあってか、焼き付けてみるとノイズが入る等、色々と問題が浮上してきたのだ。
編集作業は、本番1ヶ月前までに終えらせて、出力→DVDに焼き付ける作業になるべく早めに取り掛かるようにしよう。
失敗して後悔した事
編集中に一番失敗した事、それは、ほぼ完成した時に気付いた。
アスペクト比を間違えて作り込んでしまったのだ。
アスペクト比とは、表示される画像の比率の事です。
そのアスペクト比を誤って作り込んでしまった為に出力後に確認したら、画像が歪んで縦に伸びた状態になってしまったのです。
「わー‼大変‼」
映像を見て、思わず大声をあげてしまった。
編集ソフトによっては、編集後でもアスペクト比を変更できるものもあるようですが、私が使ったfilmoreでは、アスペクト比は、編集作業をする前に設定してから、編集を行わなければならないのだ。
filmoreのお客様サポートの方に実際に問い合わせてみたが、アスペクト比は、最初に設定する以外、今のところ、方法がないとの事。
みなさんも気をつけてくださいね。
ちなみに、このfilmoreのお客様サポートには、度々、こちらの入力フォームから問い合わせをしていたが、毎回、24時間以内に返信が来ていたのだ。
こういうサービスもしっかりしているところの方が初心者には、ありがたい。
その他にも、園児の名前を漢字で記載したシーンを作り込んだのですが、漢字の誤りがあったのです。
保育園では、名前は、すべてひらがな表記なので、漢字でどう書くのかは、あまり馴染みがなかったのもあり、つい間違えてしまったのでした。
『嶋』を『島』、『斎』を『斉』
言い訳になってしまいますが、時間がない中、編集作業をやりつつ、クラスの保護者とメール等のやり取りを行うので、頭も混乱してきます。
時間に追われていると、ミスも多くなりがちです。
皆さんも気を付けてくださいね。
それでも大成功
結局、スライドをDVDに焼き付けるまでの工程が終わったのは、卒園式前日だった。
何ともギリギリ。でも何とか間に合った。
いよいよ卒園式当日になり、スライドを流す時。
かなりの緊張。。。
先生方一同、保護者一同、子供達一同、みんなが一斉に私が作った作品を見るのです。
かなりの汗を握ってスライドを見つめていた自分。
先生方も気を遣ってなのか、「おぉ!」とか「かわいい!」等の歓声をあげてくださり、スライドが流れている間、始終、笑い声が絶えなかったのです。
スライドを流し終えると、保護者の方々から、「とっても良かった!」と声をかけてくださり、この時ばかりは、スライド作りの苦労が報われたように感じれた瞬間でもありました。
卒園式用のスライド作りは、予想以上に大変な作業です。
スライド製作を担当する事になったら、かなりのストレスがかかる事、ある程度覚悟しておきましょう。
そこで経験した苦労が、卒園式では必ず報われます。
お世話になった先生方の為にも、可愛い子供達の為にも、皆さんも頑張ってくださいね。
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