毎晩、毎晩、夕飯の仕度、大変ですよね。
うちの子供は、保育園から帰ると「はやく!はやく!おなかすいた!」とうるさく言いだします。
早く作ってあげたい気持ちから、焦って作ってしまいそうになりますが、ここでちょっと待ってください。
お母さんが、手際よく作ってしまうその料理、お子さんに手伝わせてあげてください。
お母さんが当たり前に思っているような事も、子供にとっては新鮮に映るものです。
一緒に卵料理を作ってみよう
卵を割る事、お母さんは難なく簡単にやっていますよね。
でも子供にとって、この卵を割る事って意外と難しいのです。
うちの子供にも、たまにやらせているのです。
でも、上手に割る事が出来ません。
まず、テーブルの角っこに卵の真ん中あたりを軽く打ち付けます。
子供に、「角っこに、コンコンとするのよ」と言うと、
子供は、コンコンと私の真似をして打ち付けますが、一本、ヒビが入っただけ。
「もうちょっと、強く、コンコンしてみようか」と私が言うと、
今度は、卵を強く打ち付け過ぎて、殻がグチャグチャ、中の白身がダラッと垂れて、床の上にこぼれてしまいました。
卵の殻は薄いので、力加減が難しいのです。
割った卵をボウルに入れます。
ボウルに入れた卵の白身と黄身を子供に手でほぐさせるのです。
うちの子供は、「わ〜、おもしろ〜い」と、手にひっつく白身を興味深そうに見ながらグッチャ、グッチャ、グルグルかき回して遊びます。
「わ〜、気持ちわる〜い」と子供が叫んでもいいのです。
卵の白身の粘り、黄身の膜の薄さを手の感触を通じて学んでいくのです。
卵をほぐした後は、泡立て器でかき混ぜます。
子供の手の上に私の手を添えて一緒にかき混ぜます。
だんだん泡が立ってきます。
ここでも、「わ〜、泡だ!泡だ!」と言ってうちの子供は、喜びます。
かき混ぜたら、フライパンの上に流しこむのを手伝ってもらいましょう。
熱したフライパンの場合は、火傷しないよう気をつけてあげてくださいね。
先ほどまでドロドロしていた卵がフライパンの上で固まっていきます。
「あ〜、色がかわった〜」と、ここでも子供ははしゃぎます。
料理は、作っていく過程が理科の実験に似ていると思います。
日頃から、お母さんのお料理を手伝う事で、やがて学ぶようになる理科の地頭をつくる事につながると思うのです。
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子供ひとりで出来るお菓子作りからやらせてみよう
『卵料理は、大変だわ』という場合には、子供ひとりで作れるお料理もいいと思います。
例えば、『ボール型おむすび』。
こちらは、ボール型おむすび用の『ふりふり』するグッズにご飯を入れてふりふりするだけですが、最初は、『ふりふり』に盛られたご飯が、子供が振っているうちに丸い形に変わります。
「なんで、丸くなるの?」と子供が聞いてきます。
そのようにして、疑問を持ったりする事も地頭を作ることにつながっていくと思うのです。
ゼリー作りでも良いと思います。
ゼラチンを入れた果汁液を作ってあげて、その液を型に流すところを子供に手伝ってもらうのです。
果汁液を流し入れた型を冷蔵庫で冷やし固めると、ぷるんぷるんのゼリーになります。
1時間前まで液体だったものが、固体に変化するのは、子供の目には、新鮮に映るようです。
こういった日常のちょっとした事から、地頭が作られていくのだと思います。
何より、子供と楽しく一緒に作り、その作ったものを一緒に食べるというのがいいですよね。