「遊ばないでちゃんと、食べなさい」
「ほら、そんなところでジャンプしない!」
口うるさい親にはなりたくないと思っていましたが、現実はそうもいかず、ついつい毎日のように子供に注意している私がいます。
どうしたら、直るんだろう…。
放っておけば、自然に気を付けるようになるのだろうか。
言葉でいくら言っても、子供本人が『気を付けよう』という意識を持たないと、やっぱり直ってくれないものです。
子供に注意してもらおう
うちの子供は、度々、肘をついて食べていました。
「肘、つかない!」とパパは子供に注意しながら、私をジロッと睨むのです。
実は、この肘をつく癖は、もともと私の癖なのです。
私も気を付けているのですが、うっかり肘をついてしまう事がしばしばあります。
『あ〜、真似るようになっちゃったんだな』と思うと、強く注意する事が出来ないのです。
「Kちゃん、肘はやめようね」と言って、肘を静かに持ち上げる。
肘については、いつもそんな風に子供に注意していました。
ある朝、食事中に子供が、「ママ、肘はやめようね」と、私の肘を持ち上げようとしたのです。
一瞬、なんの事だかわかりませんでした。
次の瞬間、『あっ、私⁉︎』。
私が無意識のうちに肘をついていたようなのです。
「あっ、またやっちゃってたね。ごめんなさい。」と子供に謝りました。
子供は、その日を境に度々、私の肘を注意するようになりました。
そして、うちの子供は、肘をついて食事をする光景は、いつの間にか見かけなくなりました。
立場が逆転する事で、『行儀の良さ』を意識するようになったのでしょう。
親が手本となって示すことで、子供は、それにならって真似るようになると言われてます。
その手本は、いい事も悪い事もです。
でもなぜだか、あまりいい事を真似る事ってほとんどないように感じます。
悪い手本は、すぐ真似るのに…。
なので、それを子供に注意してもらう事で、子供自身が良いお手本を示すようになるようです。
ここでは、『肘をつく』悪い手本について述べましたが、他にもあります。
靴を脱ぎっぱなしにする、コップを出しっぱなしにする等。
あまり言うと恥ずかしくなるので、このぐらいにしておきますが、他の事についても、『肘をつく』癖同様に子供は、注意してきます。
そして、子供は、そのような事はやらないように気を付けているのです。
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自発的にやっているんだよ!という意識が大事
大人同士の付き合いでも、押し付けがましい事を言われるのって嫌なものです。
『あなたの為だから』という言い訳をもって、子供に注意するのは、かえって反発感を覚えてしまうのかもしれません。
私は子育て歴もまだ浅いのですが、子供の成長に連れて、少しずつ親の思うようにはならない事が増えていっているように感じます。
それでも、なんとか親の意向にそうように日々、思考錯誤しています。
それが『しつけ』と呼ばれるものなのかもしれません。
このような事で、私の母に相談すると、必ず母が言うことわざがあります。
「馬を水辺に連れて行く事は出来ても、水を飲ませる事は出来ない」
ざっくりで申し訳ないのですが、簡単に言うと、『人は思うようにはならず、結局は、本人のやる気にかかっている』といった意味です。
このブログを通じて、子供に対する働きかけで上手くいったものは、これからも皆さんに報告していきたいと思います。