うちの子供の一学年上のクラスには、とてもしっかりしたお子さんがいるのです。
下のクラスの子供の面倒もよく見てくれるし、先生に言われた事をちゃんと覚えていて素直に行動するのです。下のクラスのお友達のお母さんやお父さんに対しても挨拶をしてくれる。
子役で活躍する寺田心ちゃんほどじゃないにしても、保育園内でも、そのしっかり具合は一番でないかと思えるぐらい目立つお子さんなのです。
そのお子さんに会うと感心するとともに、つい自分の子供の頼りなさと比較してしまい、落ち込む事がよくあるのです。
比べるなと言われても
育児向け雑誌や育児書を見ると、『成長には個人差があるので自分の子供と他の子供を比べない』と書かれてある。
いやいや、わかります。わかってます。でもでもしっかり出来るお子さんを見ると正直落ち込むのです。
いつか、公園で会った時にそのお子さんがうちの子供に紙飛行機をくれ、さらに「一緒に遊ぼう」と声をかけてくれた事がありました。当時、そのお子さんは3歳になったばかりの頃でした。もらった紙飛行機は、折り紙の端まで綺麗に丁寧に折られてあって、『3歳の子供にしては凄い!』と衝撃を受けたのでした。
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褒めて育てる
褒めて育てるとは、よく言われている事ですよね。実際は、気をつけて褒めるようにしていても怒っているような時も多いです。子育ては、ほんとっ、難しいですよね。
でもある日、気付いたのです。
今、同じクラスの中にも、1歳の頃からしっかりしたイメージを持つお子さんがいるのですが、そのお子さんのお母さんと一学年上のしっかりしたお子さんのお母さんのお子さんに対する態度には共通点が4つあるのです。
⚫️『叱らず諭す』
⚫️『おおげさに褒める』
⚫️『ゆっくり話す』
⚫️『子供の話しをよく聞く』
あらためて気付くと、育児書の中で推奨されてそうな事ばかり。
でも、この4つの子供に対する態度が本当によくできたお母さん達なのです。
叱らず諭す場面
叱らず諭す場面については、急ぎたい場面で子供がゆっくりしていても、急かす事は絶対にしていないのです。「○○の時間になるから、もう帰ろうね」とか、「○○してくれると、お母さん嬉しいなぁ」のような感じで声がけをしているのです。
おおげさに褒める場面
おおげさに褒める場面については、お子さんが「○○出来たよ!」とか「△△したんだ!」とお母さんに話すと、「凄〜い!」と言って拍手したり、「えらいねぇ」と言って抱きしめたりしているのです。
ゆっくり話す場面
「行くよぉ〜」とか、「○○しようねぇ〜」のようにひとつひとつの声がけがかなりゆっくり話しているのです。
意識しているのか、無意識でそのように話しかけているのかはわかりませんが、話しかけられた子供は、すんなり親の言う事にしたがっている様子です。
コツは、おおげさに
しっかりしている子供に育てる為のポイントは、子供に接する時に『おおげさに』というのがコツなのだと思うのです。
幼稚園や保育園の先生が子供達に話す時も、ゆっくり、はっきり、大きな声で話ししていますよね。
子供ショーの司会のお姉さんも、身振り手振りが大きいですよね。
それは、そうする事で子供の心に届くからです。
なので、お母さん、お父さんがお子さんに接する時も同じようにおおげさにを心がけて接する方が子供の心に届くのです。
しっかりした子供は、大人の声が心に届いているという事なのだと思うのです。