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ごっこ遊びで相手の気持ちがわかる


昔から子供の定番の遊びのひとつである、おままごと。

そのおままごとが、進化した『ごっこ遊び』は、実に良い遊びだな、とあらためて思うのです。

ごっこ遊び用おもちゃには、色んなものがあります。

うちの子供が持っているのは、ドーナツ屋さんセットやレストランのお店屋さんセットです。

レジのおもちゃや店員さんの帽子やコックさんの帽子も持っているので、リアルに近い形で遊ぶ事が出来ます。

ひとり遊びからお友達との遊びに変わる

2歳ぐらいまでは、ひとり遊びをする事が中心で、あまりお友達と一緒になって遊ぶという事は、少ないと思います。

ところが、3歳ぐらいからは、お友達に関心を示すようになり、お友達と遊ぶ事が増えてくるようになります。

そのように子供ご成長していくのは、親として嬉しいのですが、その成長に伴って増えてくるのが、お友達とのケンカやトラブルです。

ひとり遊びをしている時には、生じる事のなかったケンカやトラブル。

自分の思い通りにはならない事を子供は、その成長過程で体験する事になるのです。

子供にとっては、それはストレスになる事でしょう。

うちの子供も「◯◯ちゃんが叩いた〜」だの、「△△ちゃんが取った!」等、大泣きしている姿を度々、見かけるようになりました。

その度に、子供に聞いていました。

「どうして、◯◯ちゃんは叩いたの?」とか「なぜ、△△ちゃんはKちゃんのおもちゃを取ったんだろう?」等と。

まずは、大人同士のケンカやトラブルにも言える事ですが、必ず原因になるものがあるのです。

『火のないところには、煙は立たない』

なので、こうしたケンカやトラブルがあった時に、子供本人がどう考えていくかの受けとめ方を育む事によって、ストレスを少なくする事が出来ますし、その後の成長にも大きく影響してくると思うのです。

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役割を担う事で相手の気持ちがわかる

相手の気持ちを理解する力というのは、自然と身に付く場合もありますが、人との関わりあいを持てば持つほどに段々とわかってくるようになるのだと思います。

ここで言う関わりあう人というのは、他人の事です。

身内だと要求が通る場合が多く、子供が相手の気持ちを理解する為の環境作りは非常に難しいからです。

だからと言って、他人との時間を増やしていくというのも、そう容易ではないです。

そこで、相手の気持ちをわかる第一歩の練習として、ごっこ遊びは最適だと思うのです。

ごっこ遊びをするには役割を決めなければなりません。

うちの子供とは、いつも代わり番こに、役割を決めて遊んでいました。

子供は、店員さんになりきって、「いらっしゃいませ〜」と張り切っていました。

「ご注文は、何にしますか?」から始まり、お会計に至るまで一人でお店屋さんの仕事をします。

遊びと言えども子供は、真剣です。

私がお客さんの役割をする時には、ちょっと意地悪したりする時もありました。

「ドーナツ、ストロベリーチョコ味が2つって言ったけど、やっぱり3つに変えてください」

「スパゲッティは、お箸で食べたいから、お箸と、後取り皿もください」等。

すると、すぐに子供はお客さん(私)の要求に応えます。

「お待たせしました〜」と子供。

次は、子供がお客さんになります。

子供も店員さん(私)に要求してきます。

「やっぱり、ジュースもください」

「ごはん、おかわりください」等。

そうやって代わり番こに役割を担っていくうちに、お店屋さんの立場の気持ちとお客さんの立場の気持ちというのを少しずつ理解してきたようでした。

「熱いうどんだから、取り皿あります」

「たくさん買ったから、手提げ袋に入れますね」等。

少しずつ相手の気持ちを察するような言葉が出るようになりました。

もちろん、相手の気持ちや立場を理解出来ると言えるまでには至りません。

でも、相手の気持ちになって他者に接する第一歩の練習のツールとして、『ごっこ遊び』は有効だと思うのです。


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