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レスポ

ひらがなが書けても安心してはいけません


文字が読めるようになってきたら、いよいよ書く練習だ。

そう思って、ワークブックを購入して、子供にやらせてみたのです。

うちの子供は、ひらがなを書く練習は好きなようで、ワークブックを一度に何ページもやりたがるのです。

こんなに好きでワークブックに取り組んでくれているなら、安心だな、と思っていました。

ある日、遅くに帰宅するパパに、冷蔵庫になしがある事を伝えたかったのです。

でも、私が洗い物をしていたので、伝言メモを子供に頼む事にしたのです。

「Kちゃん、このメモ用紙に、『なしあるよ』って書いてくれる?」とお願いしました。

ところが、「書けないよ〜、どう書くの?」と言ってくるのです。

ワークブックで、練習しているから、大丈夫だと思っていたら、それは少々違っていたのです。

書けると分かるは違う

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ひらがなひとつひとつは、書けても、ちょっとした文章になるとわからなくなってしまうのです。

大人からすると、あえて教えなくてもわかりそうな事であります。

おそらく、成長と共に自然と理解していくものだと思うのです。

「ここに『な』を書いてみて」と私が言うと、子供は、メモ用紙に『な』と書きました。

「次は、この『な』の隣に『し』を書いてみて」と言うと、『し』と書きました。

こうして何とか書けた『なしがあるよ』の文。

出来あがった文を見ながら、子供は目をキラキラさせて嬉しそうにしていました。

この時をきっかけに、うちの子供は落書き帳に、『かめだよ』とか、『ありがいるよ』等、描いた絵の周りに、絵を説明する簡単な文を書いていました。

私は、この時に気付いたのです。

ひらがなを書く練習は、あくまで文字を書く練習なのであって、文を書く練習ではない事に。

でも、文を書く為には、文字を書く練習は不可欠です。

文字が少し書けるようになったら、文を書く練習をしてみる必要があるのかもしれません。

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子供にだって、本当に伝えたい事がある

そうかと言って、文字のワークブックをこなして、次は文を作る練習をする為にワークブックをこなす、というのは何となく個人的には好きでありません。

ワークブックが大好きな子供なら、それはそれでいいと思います。

でも、長続きしないような気がするのです。

そこで、私は、お手紙を書いてもらう事をおすすめしたいのです。

お手紙といっても、仰々しいものでなくて良いのです。

うちの子供にお願いした様に、パパへの伝言やお友達にあげるカード等。

ちょっとしたメッセージを書いてもらうようにするのです。

そうする事で、子供も楽しく文を書こうとします。

こんな感じでうちの子供にも『簡単な文』を色々書いてもらっていたら、ある日、子供が私にメモ帳を渡してきてくれました。

何だろうと思い、メモ帳を見ると、『いつもありがとう』と書かれていたのです。

初めてもらった時は、本当に嬉しかったです。

ところが、パパにも、そして私にも、その後何度もくれるのです。

あまりにも続くので、だんだん子供なのに、そんなに気をつかってくれなくても…と思うようになりました。

これには、本当のメッセージがかくれていたのです。

「いっぱい、ありがとうって書いてくれてママ嬉しいよ。ありがとうね。どうしていっぱいくれるの?」と子供に尋ねると、「ママもパパも仲良し!」と恥ずかしそうに答えたのです。

そう言われて、ハッとしたのです。

その時、パパと私のケンカが続いていたのです。

幼心に不安だったのでしょう。

大人だって、面と向かって言いにくい事を手紙だったり、メールに書いて伝えたりしますよね。

子供だって同じなのです。

『文を書く』事で気持ちを伝えやすくなるのです。

一度、お子さんに書いてみてもらってくださいね。

意外な本音が見えてくるかもしれませんよ。


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