「むずかしい!できない!」
「どうやるの!」
いつもこうだ。
ドリルや宿題をやらせてみると、ちょっと出来ないとすぐに投げてしまううちの子供。
何度かやっているような問題でも、ほとんどは、覚えていない様子で、思い出そうとか、考えようともしないのである。
本当、先が思いやられます。
子供は、褒められる事が大好き
子供は、褒められる事が何より大好きです。
大人だって褒められたら嬉しいものですよね。
子供は、褒めてもらう為にも、色々なものに取り組んだりします。
ちょっとした塗り絵だったり、お絵描きであったり、シール遊びだったり、出来上がった作品をお母さんやお父さんに見せにきます。
それは、褒めて欲しいからです。
この褒められる事によって自分を認めて欲しいのです。
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自信のない子供心
うちの子供は何かがうまく出来ないとかんしゃくをおこすのは、自信がないのです。
私自身が子供を持つまでは、子供というのは当然のように、みんな元気いっぱいで、幼稚園や保育園で行うダンスや歌も思いっきりやるのかとずっと思ってました。
ところがうちの子供は、ダンスを踊るのもタコが踊っているのかと思うぐらいフニャフニャ踊るし、歌にしても口をほとんど開けないままで本当に歌ってますか?と聞きたくなるぐらい。
子供に理由を聞いてみると、恥ずかしいと言うのです。
まだ4歳で、もう恥ずかしいという感情がある子供心に正直びっくり。
私:「もっと元気よくやった方が格好いいよ」
子供:「やだよ!ちゃんと上手に出来ないもん」
どうやら自信がないようです。
子供の性格にもよりますが、完璧にやりこなしたいという気持ちが強い子供ほど、そのような傾向にあるようです。
『失敗したらどうしよう』⇒『失敗したら褒めてもらえない』⇒『だったら、失敗する前にやめてしまおう』
子供心には、こんな思いが悪循環している可能性があるのです。
プロセスに目を向ける
どうしてこんな事になったのでしょう。
もともとの性格はあると思います。
でもひとつ親の方側の責任であると思える要因が思いあたるのです。
「○○出来たね。ありがとう」
「○○達成したね。おめでとう」
「○○作ったの。すごい」
それまでは、何かを作ったり書いたり、達成したもの、出来上がったものに対して褒めてきました。
でもそのプロセスを褒めた事は、ほとんどなかったのです。
結果を褒めてばかりいると、子供は結果ばかりを気にするようになります。
そうすると、失敗する事を恐れるようになるのではないでしょうか。
プロセスにもう少し目を向けて一生懸命頑張っている姿を褒めてあげれば良かったのではないかと思うのです。
親子で一心同体
では、実際に子供がドリルや宿題をやりたがらない状況においてどう対処するべきか。
これは、うちの子供に対しては明らかな効果がありました。
親であるお母さん、お父さんがやってみせるのです。
でも子供にお手本を見せるのではありません。
子供と同じレベルになってわざわざ間違えたり、ブツブツ独り言を言いながら、考えているフリをするのです。
そうすると、脇で見ていた子供が、見ていられず「こうでしょっ!」等と口を挟んできます。
こうなったらしめたものです。後はほっといても子供はすでにやる気が出ているのでドリルや宿題をやってくれるようになります。
うちの場合は、親子で一心同体となって取り組む姿勢が大切なのだと実感しています。
まとめ
ドリルや宿題をやりたがらない子供に対してどのように対処するべきか。
《その対処方法》
⚫日頃から良く褒めてあげる。
⚫褒めるポイントは、子供がした事の結果だけでなく、プロセスも褒める。
⚫親子で一心同体となって取り組む姿勢が大切。
自分の経験から上記3点が子供のやる気を引き出す方法であると思います。
やる気と言うのは、スイッチを押して簡単に切り替わるようなものではありません。
日頃からのサポート、親子でのコミュニケーションをとる事でやる気を出しやすい子供に育てる必要があるのだと思います。
まぁ、完璧に今、それが出来ているかと言われれば、いつもと言うわけにはいかないのが現状ですが…。
うちの子供は、まだ5歳ですが、これからやる気の出なくなるような場面は多くなってくると思います。
今からしっかりサポートしていく事で、少しでもやる気のある子供に育っていければと願いつつ本日も奮闘中です。