自分が幼かった頃に比べて、色々なものが便利に豊かになってきたなぁと感じる事があります。
だいたいスマホのようなものが幼い頃からあったら、どんなに便利で楽しかっただろうと思うのです。
だって、見たいアニメがあれば、病院の待合室だって、電車やバスの中だって、知らない虫や植物を見かけたら、分厚い図鑑や辞書なんか、いちいちページをめくって調べなくたって簡単に知りたい情報が手に入るのだ。
本当、今の時代に生まれた子供は、なんて幸せなんだ!と思いませんか。
でも、便利で豊かな社会という事は、物の発達が進んでいるという事でもあります。
中でも、最近よく話題に挙がるのがAI。
AIの進化は、めざましく、現在人で行っている作業の半数近くは、AIにとって代わられるでしょうと言われています。
一見、良さそうな将来に思えますが、やがて自分の子供が、そのような社会で生きていくのかと思うと、果たしてまともな仕事に就けるのか、そもそも仕事に就けるのか等、子供の事を思うと、将来が心配になってきます。
こちらの記事では、AIの社会で生きていく為に、今の子供達は、どのような準備をしていかなければならないのかについて、考えていきたいと思います。
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AIが苦手とするもの
AIと聞くと、人に代わって何でもこなせてしまう能力を持った絶対的に完璧な存在のように思えます。
でも、実は、弱点があるのです。その弱点とは、ひらめく力と考える力なのです。
AIは、あらかじめプログラムで組み込まれたデータをもとに判断し行動します。その正確さは人間よりもかなり高度なレベルで対応してくれます。
でも前もってデータとして収集されたものをインプットしていくので、データにないものは、AIでは対応できないのです。
プログラミングされたデータをもとに、AIはひらめく事はありません。
そうしたデータをもとに、AIが統計的にアイデアを提案する事が出来る場合もあるでしょうが、そのアイデアにも限界があるのです。
また、何か問題点があった時にどうしたら良いのか、何が原因なのかといったような事をAIは考える事が出来るでしょうか。
いいえ、これもAIでは限界があります。
インプットされたプログラムデータから、やはり、統計学的な判断で、それらしい答えを導き出す事は出来るでしょう。
でも、必ずしもそれが正解ではなく、もっと他の、またはもっと深いレベルでの原因を探っていかなければならず、これはAIではなかなか対応しきれないところなのです。
ひらめく力と考える力、この2つには、共通している意味あいがあります。
それは、『生み出す力』なのです。
AIにプログラミングを施すのも人間なら、AIを生み出したのも人間なのです。人間がいなければ、このAIを作り出す事は出来なかったのですから。
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AIに勝つ力とは
AIの技術力は日に日に進歩しており、自分の子供が大人になる頃は、今よりももっとハイテクで豊かな社会になっている事でしょう。なんて素敵!…でも…
そうした社会で、自分の子供は埋もれてしまわないだろうか。自分の子供が大人になった時、経済的にも精神的にも豊かな人生を送れるだろうか。
漠然とした不安がよぎる事があります。
考えないようにしよーっとするのですが、ぽけ〜っと半開きの口でテレビをのん気に見とれている我が息子の顔は、あまりにも頼りなく情けなくなる。。。『本当に大丈夫だろうか』と心配になるのです。
そんな息子の為にも、今準備できる事は、親としてサポートしていかなければと思うのです。
AIに勝つための力をつける為の準備としては、以下の3つの力が重要になってくると言われています。
それは、めまぐるしく変わる情報化社会に生き残れる人材を育てたいとする大学、企業、国の意向にともなって、変化してきているようです。
思考力を問われる問題とは、『あなたの考えを述べなさい』といったような問題です。
テキストをまずは、暗記、第一に暗記、第二に暗記で受験してきた私自身が学生の頃とは、大きく問題の出題傾向が変わっているのです。
いや〜、そんな時代に受験生でなくて良かった!なんて安心できないのだ。自分の子供にとっては、これからだからだ…
この思考力をつける(いしづえ)となるものが、読解力になるのです。
読解力と言うと、本を読むの?と思いがち。これは、あながち間違っていないようですが、ただ読むだけでは、読解力は身につかないようです。
実際、私は幼少時に本が好きでよく読んでいましたが、国語の成績は本当にひどいものでした。
読解力を高めるために大切なのは、『語彙力』です。
語彙を豊富に知っていれば、またその語彙を子供自身の言葉として使えているのであれば、読解力は確実に身についていくと言われています。
また、人間関係の中で、今、自分はどうしなければならないのかを考えていったりもします。そうした臨機応変さを身につける事で、人の中で生きていく術(すべ)を覚えていくのです。
また、コミュニケーション能力の高い人ほど、頭もよく出世もすると言われています。
これは、周囲への気配りに目がいき、相手の気持ちを理解する事が出来る能力を持っているからです。
つまり、コミュニケーション能力が身につくと、将来的に人間関係で悩むと言った事も減るのです。
うちの子供、おしゃべり好きで…なんて、欠点のようにこぼすお母さんがたまにいますが、そういう子供は、頭が良くなる傾向があると言われています。これは、人とたくさんおしゃべりをする中で自然とコミュニケーション能力が身についていった為と考えられるのです。
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効率の良い実践方法
それでは、こうした能力(読解力、コミュニケーション能力、描く力)を効率よく身につける為には、どうしたらよいのでしょうか。
私のおすすめは、『絵日記』です。
絵日記には、絵を描きます。文字も書きます。子供が体験した事を頭でまとめて文章にします。
書いた絵日記は、きっと誰かに見せたくて書いているでしょうから、子供によっては、相手に伝わりやすい言葉で書こうとするお子さんもいる事でしょう。
うちの子供にも絵日記、たまにですが、書かせています。男の子は、とかくこういう書く&描く作業は面倒くさいようで、なかなかすすんでやってはくれませんが…もしかして、うちの子供だけ?
だから、男の子は国語が苦手な子が多いのかな?
AI技術は、素晴らしいものなのですから、上手に付き合っていけたら、いいですよね。
子供達が、AIがすすむ社会で勝ち残っていけますように。
もしも良かったら、お手すきな時にこちらの記事(AIの進化で先生が不要になる?)も合わせてご覧ください。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。
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