『鯛を海老で釣る』
ご褒美で釣る事には、賛否両論ありますが、私は賛成です。
否定派の意見には、運動系、学習系で『合格』or『達成』した時にご褒美を子供に与えてしまうと、習っている運動系や学習系そのものを好きにはならない。
ご褒美が目的になってしまうので、習っている運動系や学習系そのものを好きになるよう工夫した方がよい、という説があるからのようです。
その意見は、わかります。
それが出来るのであれば、そうしたいです。
私の立場で言うと、それは理想論です。
でも現実、子育てをしているとそうはいきません。
ましてや、幼ければ幼いほど。
やる気を出してくれるのは、容易な事ではありません。
まだ成長段階の情報処理能力
子供は、まだまだ成長段階にいます。
体も心もまだまだ成長期なのです。
そういった中で、情報処理能力については、5歳である程度形成されると言われていますが、その成長度合いには個人差があるのかようです。
うちの子供について言えば、少し前に約束していた事をすっかり忘れてしまう事は良くあります。
時間経過とともに色々な情報が入ってくると、どの情報を長く記憶しておくべきか等、情報の整理整頓がまだ未熟なようです。
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約束したのに
子供におつかいをさせるテレビ番組が、毎回視聴率の高い人気番組となっています。
番組を見ていると、お母さんと約束していたものをちゃんと、買ってこれるお子さんもいれば、約束を忘れちゃうお子さんもいます。
お買い物に出かける時に約束していたのだから忘れるはずがない、と大人は考えてしまいがちです。
でも、幼い子供にとっては、目的地に到着するまでに色々な情報が目に飛び込んできます。
後から後から入ってきた情報を頭の中で整理して行っているのでしょうが、その情報処理スピードに追い付かず、蓄積されるべき情報が上書きされてしまう事があります。
ご褒美の約束のタイミング
その為、もしもお子さんにご褒美作戦をするのなら、実際にお子さんが目的の事を行う直前に約束してください。
そうすれば、お子さんの頭の中には最新の情報がインプットされているので、約束事を果たそうとする気持ちが強くなります。
うちの子供には、いつも直前に約束するようにして上手くいっています。
習い事のスイミングスクールでテストがある度、注射を泣かずに頑張れた時等。
「我慢出来たら、◯◯買ってくれる?」等と子供から聞いてきます。
自発的に言ってきたような時には、私から提案するよりも一層やる気を出してくれます。
ただご褒美は、少額のものと決めています。
お金もかかってしまいますし、お誕生日等のプレゼントと区別する為です。
まとめ
やる気にさせる為にご褒美作戦は、有効に活用しましょう。
約束の為の声がけのタイミングは、目的を成し遂げる直前にしましょう。
目的の対象物そのものを好きになる為には、『継続』する事が必要です。
継続していく為には、テスト等の達成感をたくさん経験している事が大切です。
たくさん達成感を体験する為には、やる気をおこさせてあげる必要があります。
なので、ご褒美作戦でやる気をこおこさせましょう。
ご褒美の約束は、目的を果たす直前にしてあげてくださいね。