「違う、違う!」
子供が書く字を見て思わずダメ出しをしてしまう私。
いけないですね。
だって、鏡文字になっている!
だって書き順が違う!
書くひらがなが、字なのか絵なのかわからん!
だんだんひらがなも書けるようになってきた今日この頃。
これだけでも十分成長してくれて有難い事なのですが、親の望みは、さらにさらに上を望んでしまうのですよね。
何しろ、うちの子供は、字が汚いのだ。
筆圧は安定している?
字が汚くみえるのは、書く字によって濃く書いてみたり、うすい字で書いてみたり、見た目に統一感が取れていなく、バラバラである事が理由の一つだ。
これって筆圧が安定していないのだ。
筆圧が不安定になるのは、まだ鉛筆で書く事に慣れていないからだ。
幼い子供には良くある事のようです。
その為、昔、幼児教室の先生にも「幼児の頃は、筆圧が安定していません。筆圧が安定していないと鉛筆を持った時にスムーズに書けなくなるから、クレヨンでぬり絵をいっぱいさせてあげてくださいね」と言われた事があった。
そうアドバイスを受けて、ぬり絵はそれなりにさせてきたつもりだったが、女の子が描いている量と比べたら、あまり描いていないのかもしれない。
女の子は、少しでも時間があるとぬり絵をすすんでしてくれているイメージ(勝手なイメージですみません)。
うちの子供は、少し時間があると戦いごっこ。
この差が原因なのか、字の汚さ度合いに差が出るわけは…?
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丸っこいひらがな
うちの子供の字が汚い理由の二つ目としては、丸っこいひらがなを書くのが苦手な事による。
例えば、「あ」や「お」等。
丸みのあるひらがなを書くのが苦手と言う事は、曲線を上手に書けていないからなのではないだろうか。
とにかく、丸みのあるひらがなの中でも「ろ」、「る」は数字の3あるいは何かの絵のように見える汚さ。
「む」を書いた時には、四葉のクローバーのように見える事もあるのだ。
これでは、字が汚いレベルではなく、字が間違えていると思われかねない。
また、このまま放っておくと、変な癖がつき、後になってからは、なかなか修正する事は、大変なのだ。
しっぽになってない?
うちの子供の字が汚い理由の三つ目としては、横書きの直線、縦書きの直線でとめなきゃならないところですーっと止めずに書いてしまうのだ。
つまり上の画像のように。
おいおい、これじゃ動物のしっぽみたいだよ。
縦に直線を引いては、しっぽ書き。
横に直線を引いては、しっぽ書き。
「まぁ、動物さんがいっぱい!」なんてのん気に見守れるほど私も心大きくない。
「ちゃんと、止めて」等とつい口出ししてしまうのだ。
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基本練習を重ねよう
どうすれば良いのだろう。
ひらがなの練習用の教材を本屋で探している時に気付いたのだ。
ひらがなを書き始める頃の初歩的教材では、多くが螺旋を描かせたり、横棒、縦棒を書かせるものが多い事に。
そう言えば、私が幼少の頃に習っていた習字でも、最初はやたらと螺旋、横棒やら縦棒を書かされた記憶がある。
当時は、最初からいきなりひらがなは書けないから、鉛筆慣らし、筆慣らしの意味かな、という程度に思っていた。
いや、それは違うのかもしれない。
散々、螺旋書き、横棒書き、縦棒書きを練習したおかげだと思う。
しっかりした字を書いて、よく先生に褒められていた。
大切なのは、基本練習なのだ。
基本練習は、奥が深い
早速、うちの子供に練習をさせてみた。
螺旋をグルグルグル。
誰でも簡単に描けそうな螺旋ですが、ひとつの螺旋の形がつぶれたように平べったいもの、または細長いもの等、様々な形が生まれる螺旋書き。
子供は、そのオリジナリティ溢れた螺旋書きを楽しんで描いている様子でした。
「お母さん、この螺旋、面白いよ」と描いたばかりの螺旋を嬉しそうに私に見せに来るのです。
次は、横棒、横に一直線を描いてもらうのです。
また、縦棒は縦に一直線。
ただ棒を描くだけではつまらないので、子供は格子を描くようになりました。
描いた格子のひとつがひし形になったり、長方形になったりと様々な格子が出来ると、「見て!見て!」と自慢気に私に見せにくるのです。
そのようにして度々、描かせていると不思議な変化が出てきました。
丸っこいひらがなが上手に書けるようになってきましたよ。
字が綺麗かと言われればまだまだてはありますが、バランスがとれているので、人が見て読めないと思えるひらがなを書く事が少なくなってきたのです。
筆圧が安定してきたのかもしれません。
字が綺麗でなければならない、という事はありませんが、筆圧が安定すると子供本人も字を書く時に疲れにくくなります。
鉛筆で書く作業が疲れにくいという事は、集中する時間が持続しやすいという事にもつながっていくのだと思うのです。
ひらがなひとつでも、基本の大切さを痛感したのでした。
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面白くする工夫を
基本練習は、子供にとっても単純でつまらないものが多いので、続けさせる為にも面白いと思ってもらえる工夫は必要そうです。
うちの場合は、どれだけ長い螺旋が書けるか私と競争しています。
親は、先生にはなれないので上手に教える事は出来ません。
でも子供が学習する中で、面白いと感じる工夫は、親でも出来そうです。
この努力が実るといいのですが…。
少しは成果が出ている今日この頃です。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。