雨が降ってきました。
外の様子を見てあなたは、お子さんとどんな会話をしていますか?
雨が降る様子を表す表現があります。
●しとしと
●ポツポツ
⚫️パラパラ
●ザアザア等
こうした擬音語や擬態語を織り交ぜながら、子供と会話する事は、子供が話す言葉の表現力をあげる為に効果があると思っています。
絵本等を通じて、覚えていくのも効果があると思います。
最終的には、子供自身が擬態語を織り交ぜて話す事が出来る事が大切です。
擬音語とは?擬態語とは?
擬音語とは
動物の鳴き声や物が物が発する音を表す言葉
コケコッコ〜
カアカア
ガオガオ
ミーンミーン等
擬態語とは
物体の状態を表す言葉
キラキラ
ギラギラ
ツルツル
ピカピカ等
このような言葉は、この他にも擬声語、擬容語等、もっと細かに分類されている事もあります。
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子供への語りかけの変化
子供が赤ちゃんの時には、大人は赤ちゃんに対して、自動車のことをブーブーと言ったり、犬の事をワンワンと言ったり、石鹸を触ってヌルヌルをつけましょうね、等と擬音語や擬態語を使いながら、話しかけますよね。
でも赤ちゃんから幼児へと子供が成長するにつれて大人は、自然と擬音語を使わず話しかけるようになります。
まだ言葉を発する事のできない赤ちゃんや言葉を発し始めたばかりの赤ちゃんには、語りかける大人側もわかりやすい言葉で語りかけようとするからです。
言葉がいっぱい発する事が出来て、大人とコミュニケーションが取れる年齢ぐらいになると、わかりやすい言葉で伝えようとしなくても通じるので、わざわざ擬音語や擬態語を使わず話さなくなるのです。
擬音語や擬態語は会話の幅を広げる
でも待ってください。
擬音語や擬態語を使って会話する事を辞めてしまうのは、もったいないのです。
例えば、ワンワン= 犬 でつわ、りはなくて、ワンワン ➕ 犬 で子供に語りかけるようにするのです。
「ワンワンが来たよ」➡︎「犬が来たよ」になるところ、「ワンワン来たよ」➡︎「ワンワンと吠えているね、犬が来たよ」と語りかけるのです。
大人の方から、そのように語りかける事で子供の表現力が豊かになります。
私は、なるべく子供に擬音語や擬態語を使うように話しかけるようにしています。
そのように語りかけるようにして、1年ほど経って子供の話す言葉に変化が表れました。
「今日はフカフカの布団だね」
「お日様、ポカポカ暖かいね」
「蝶々がヒラヒラ飛んでるよ」等。
擬音語、擬態語を交えた会話をするようになりました。
このように、擬音語、擬態語の入った会話をするようになったのですが、もっと驚いた事がありました。
さらに表現力が上がるような会話もするようになったのです。
「電気がチカチカ光ってるよ。遠いけど見やすいよ」
「ここツルツルして気持ちいいよ。顔が映っているよ」等。
子供が私に伝えようとする対象物をより深く観察して伝えようとしているのです。
たまにではありますが、子供の話す言葉の表現力は明らかにあがりました。
まとめ
お子さんの会話の表現力をあげる為には、多くの語彙を覚える必要があります。
でも、いきなり難しい語彙をたくさん覚えて使いこなす事は幼い子供には出来ません。
まずは、その対象物をよく観察して伝えたい人にわかりやすく説明させる練習をする方が大事です。
わかりやすく説明する為に擬音語や擬態語というツールを使うのです。
擬音語や擬態語を使って表現するのは、幼い子供にとって簡単に実践する事が出来ます。
伝えたい人にわかりやすく説明する事が出来た子供は、ますます表現力をあげる為、やる気になってくれる事でしょう。
自分の話を理解してくれて嬉しいと感じるのは、大人だけではなく子供も同じなのです。
お子さんが擬音語、擬態語を交えた説明をする事が出来るように、まずは私達、大人の側から擬音語、擬態語を交えた会話でお子さんに語りかけてみましょう。