折り紙、今は色とりどりで、質感も様々な種類が売られています。
私が幼い頃も、よく折っていました。
小さい子供は、みんな自然と折れるようになるものだとずっと思っていたのです。
でも、違ったのです。
特にうちの子供は、いつまで経っても折り紙を折れないのです。
2歳の頃に折り紙を折らせてみた時には、まぁ、まだ赤ちゃんだしね。全く折れないのは当然でしょう、等とのんきに思っていました。
3歳になって、同じように折らせようとしましたが、ほとんど折れず折り紙はグチャグチャ。まぁ、まだなのかな?と思いつつ過ごしていました。
ところが4歳になって、同じように折らせてみたところ、折り紙をグチャグチャにしないものの、半分に折るのがやっと。こんなものなのかしら。。。なんだか親として不安になってきたのでした。
(まぁ、折り紙なんて所詮はお遊び。)
(折り紙のひとつやふたつ折れなくたって気にする事ないわ。。。)
そんな風に思っていたある日、近くの公園でうちの子供と同じ保育園に通うお友達に会いました。
そのお友達が、うちの子供に紙飛行機をプレゼントしてくれたのです。
プレゼントしてくれた紙飛行機をよく見ると、細部まで綺麗に折れているのではないか!
「ありがとね。これ、お母さんに折ってもらったの?」と私がそのお友達に聞くと、
「ううん、ぼくが折ったんだよ」と答えていたのです。
そのお友達のお母さんに話しを聞くと、どうやら本当らしく、自分で折ったのだと言う。
それを聞いて、我が子供とつい比べてしまい、内心、ショックでした。
「お母さんが教えているのですか?」と私が、そのお友達のお母さんに尋ねると、
「いえ、なんだかね、自然と折れるようになったんです」だって。。。
『嘘でしょう!自然と折れるようになるものなの⁈』私には、不思議でまた衝撃的な出来事だったのでした。
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折り紙は、ママが教えよう
後で、他のお友達のママさんに、その話しをすると、紙飛行機をプレゼントしてくれたお友達のお母さんは、実は、小学校の先生との事。なので、家で教えてるんじゃないかな?と言うのです。
そっか、折り紙って、教えてもらわなきゃ折れないものなのね。
私自身が、教えてもらった記憶がないので、つい自然に折れるようになるものだと思っていました。
でも考えてみれば、当然で折り紙のような手先を器用に使うようなものは、教えられないと折れるようにはならないのかもしれません。
私が幼い頃の遠い記憶だから、私自身は、覚えていないのですね、きっと。
私は、早速、新たな折り紙を購入し、子供に折らせてみました。
結果、やっぱり半分に折るのが精一杯なのです。
そこで、私が子供の後ろに立って、子供の手を持って、一つずつ折っていったのです。
すると、出来上がった紙飛行機の形を見て子供は、大喜び。
その日から、同じようにして、毎晩、一回だけですが、折る練習をしていたのです。
お遊びなのに、なんか、ノルマに追われているようで、正直、内心楽しくはなかったけれど、我が子の為を思い、頑張って練習を続けていたのでした。
その練習を1ヶ月ぐらい続けていたところ、子供ひとりで、何とか折れるようになったのです。
折り目は、綺麗とは言い難いのですが、子供ひとりで折れた事に、なんだかホッとしました。良かったー。
折り紙なんて、折れなくたって、大人になって困るような事はないので、出来なくたっていいのです。
でも、でも、折れないって。。。
私としては、折り紙を折れないなんて悲しいと思ってしまった。
女だからなのかな?折り紙って折れたら楽しいでしょ。
自分も幼い時には、箱だの、鶴だの、カブトだの、色々折って楽しんだ記憶がある。
我が子供にも、その楽しさを体感して欲しい。
ただ、それだけの気持ちで、練習していたのでした。
そして、なぜか、折れるようになった折り紙は、『紙飛行機』ではなくて『せみ』でした。
うちの子供にとって紙飛行機は、せみの折り方より難しく感じたようなのです。
指先を使うと脳にもいい
折り紙は、意外な効果もあるようです。
その効果に注目して、老人ホームなどでも、折り紙をカリキュラムとして採用しているところもあるようです。
折り紙は、指先を使って、完成した形をイメージしながら、折りすすめていきます。
この事が、認知症予防や、脳の発達にいいと言うのです。
だったら、子供には折り紙をいっぱい折ってもらって上手になっていってほしいものです。
脳の発達時期だからこそ、脳を刺激する遊び、かなり大切ですよ。