子供:「Kちゃん、○○欲しい!」
私:「あのおもちゃ、赤ちゃんが遊ぶおもちゃじゃないの⁉︎」
子供:泣きじゃくりながら、「買ってー!買ってー!」
夏のお祭りでの我が家の一場面です。
屋台の前で泣きじゃくりながら足をバタバタさせていて、どうしたものかと、私もパパも途方にくれていました。
『買ってあげればいいじゃない』
そういう声も聞こえてきそうですが、親としては、そうもいかないのです。
何でもかんでも買ってあげると、収拾がつかなくなります。
今よりもっと我儘に育つ可能性だってあります。
おまけにパパのご実家、おじいちゃん、おばあちゃんからは、初孫だから可愛いくて…といって、バンバンうちの子供に買い与えて頂けるのです。
もちろん、普段から、何だかんだ安いし、いっか!で買ってあげてしまっている親の責任もあります。
その結果、買ってくれ、と子供が要求すれば、何でも買ってくれるのか、と子供が勘違いしているのです。
これは、まずい。。。
それで、子供が4歳になってからは、買う物は、どんなに安いものでも限定するようにしたのです。
そしたら、子供は、これまですんなり買ってもらえてたものが、要求が通らなくなったので、当然かんしゃくをおこすようになりました。
たいてい、お店の前やお店の中で、子供が泣き出す事になるので、私もパパもなだめるのに一苦労。
たまには、根負けして買ってしまう事もありました。
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子供用財布を買ってみた
そんなある日、パパが、子供に財布を持たせよう!と言い出したのです。
「財布?まだ、早いんじゃないの?」
私は、当初、あまり乗り気ではなかったのです。
財布を買ってもらい、おじいちゃんやおばあちゃんからもらったお金をお財布にしまいました。
子供は、お出かけする時には、肩から掛けて出かけるようになりました。
財布を持ち始めた頃は、子供自身も嬉しい様子で、
「喉渇いたから、ジュース買おうか?」と私が言うと、おもむろに、子供が自分の財布から、お金を取り出していました。
残額が少なくなってきたので、子供にお金をそれ以上使わないように声をかけたのです。
「いざと言う時に残りは、使おうね」
子供にそのように声をかけてから、しばらく経った時に、あのお祭りの日を迎えたのです。
「Kちゃん、パパとママは、買ってあげられないよ」とパパ。
「あのおもちゃ、欲しい!買って!」とヒックヒックしながら、泣きじゃくるうちの子供。
「じゃ、Kちゃんのお財布から、出す?」とパパ。
うん、とコクリとうなづく子供。
私とパパは、顔を見合わせて、『それなら、いいよね?』と目で合意のサイン。
結局、うちの子は、そのおもちゃを自分のお財布から、お金を出して購入したのです。
その時は、ちょっと厳しいかな?と思いました。
でも、子供が、自分の本当に欲しいものを自分のお金で買った。
この事は、お金の有り難みを感じる事が出来たようです。
そのお祭りで、子供のお財布の中は、ほとんど空の状態になってしまいました。
ほとんど自分のお金がない事を理解しているようで、それから、お店の中で、「欲しい!欲しい!」と泣きじゃくる姿は、少なくなったように感じています。
お財布や、その中に入れる自分のお金の管理は、まだまだ先の事かと思っていましたが、意外にも、いい結果をうんでくれました。
パパ、ママが頑張って働いて得たお金ですから、子供に少しは、お金の有り難み、理解して欲しいですよね。
『お財布には価値のあるものが入っているんだ』
そう子供が認識するだけでも、大きな進歩です。
子供自身のお財布をまだ持っていないのなら、まずは、小さな小銭入れから持たせてみませんか。
きっと子供の意識が変わり出しますよ。