うちの子供は、現在、そろばんを習っている。
通っているそろばん教室では宿題が出るのだ。
私は、そろばんを習った事がない為、子供のそろばんのやり方は当然教える事が出来ないので、「わからない〜」と子供から言われたらどうしよう、と一抹の不安を抱えていたのです。
その不安は見事的中。。。
子供が「わかんないよ〜」とぼやいてきたのです。
何もわかってない
「何がわからないの?」と子供に聞いても「わかんないよ〜」と言い続けるばかり。
そこで、ひとつずつ確認してみる事にした。
「まず、これは、この数字を足すんだよね。足してみて。」
と子供にそろばんをはじかせようとしたのです。
ところが、また「わかんないよ〜。」と言い続ける子供。
「足すのは習ったでしょっ。」
習っていて、そろばん教室では出来ていた事だから、『足す』とか『引く』といった基本中の基本は、わかっているものだと思い込んでいた。
でも…でも、もしかして…。
そう思い、子供に確認してみる。
「足すのは、こうやって、そろばんの玉が増えていくんだよね。」と私自らが、そろばんの玉をはじいてみせる。
「うん、わかったから、もうお母さんは手を出さないでよ!」と子供が叫ぶ。
それなら、ひとりでもうやれるのかな?と見ていると、「あ〜、わかんないよ」と子供。
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そもそも理解していない
そろばん教室で、先生に教わりながらうなづいている子供の姿を何度も見ていたので、理解しているのかと思っていた。
でもどうやら違うのである。
教室で先生に言われた事をただ言われたとおりにやっていたうちの子供は、理解してやっていたのではないのです。
例えば、「1だから、一個コマを動かすでしょっ。次に出てきた数字は、3だから…どうする?」
このように聞かれて子供が3つコマを動かすと、「そう!そうだよね。」等のように先生からは手ほどきをしてもらっている。
ある時、『なぜ3つコマを動かさなければならないのか、1の次に3が出てきたら、全部で4つのコマが上がっていなければならないのか』と子供から聞かれたのです。
この言葉を聞いてハッとした。
もっともっと根本的な事を理解していないと、本当には理解出来ないのではないか。
『腑に落ちる』という言葉がある。
理解するという事は、子供本人の中で腑に落ちる、つまり納得しているという事なのだ。
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目に見える形で
それならば、どうやって腑に落ちるほど理解させればよいのか。
そろばんの場合、いちいち『見える化』しなくても、そろばんのコマの動きはわかりやすいと思っていたのだが、子供にとっては、そうではないようです。
少なくともうちの子供にとっては、わかりづらいもののようです。
そこで、私が利用したのは、おはじきです。
やり方としては、まずおはじきを10個用意します。
①6足す4は?の問題だとして、まずは、10個のかたまりから、6個のおはじきを子供に取らせる。
②次に子供に4個のおはじきを取らせる。
③おはじきがひとつもなくなったテーブルを子供に見せる。
このような事を何回も何回も繰り返してみせたのです。
ところがある時、子供が「ママ、もういいよ。」と言い出した。
もうウンザリだよ、という意味かと思い、かなり不安になった。
でも違ったのです。
『数を足す』という事がどういう事なのか理解したようなのです。
実際、これ以降、簡単な足し算をやる前から、『わからない』とふてくされる事が殆どなくなりました。
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子供の理解度は、目に見えるわけではないので、理解不足である事になかなか気付く事がありません。
そばにいる親の方側で、常に気にかけている事が大切なようです。
子育ては、何歳になっても心配が尽きないものですよね。
本当に日々、子育て世代の皆さま、お疲れ様です。
今日も1日、頑張りましょう!
また、少しお役に立てそうな出来事があったら、こちらにアップさせて頂きますね。