跳び箱が跳べるようになったよ。
かけあしで一番になったよ。
ゲームで買ったよ。
子供はひとつひとつ出来る事が増える度、お母さんやお父さんに報告しにきてくれますよね。出来た!という体験は、大人でも嬉しいですよね。子供も一緒です。
大人だったら、言葉で言われれば、なんとなく理解しこなしてしまうような事も子供には出来ない事が多いのです。
それはなぜか。
理解出来ないからです。
物事の上達には、この理解するという体験が必要なのです。
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理解できない原因
私は、うちの子供の体験を通して『理解するという事』がどういう事なのか身をもって知らされたのです。
それは、うちの子供が通っているスイミングスクールでの事です。
「頑張っていたね」プールからあがってきた子供にそう声をかけると、「面白くない!やめたい!」とうちの子供。
突然どうしたんだろう…何があったのだろう…。
一瞬驚きましたが、よくよく話しを聞いてみると、どうやらコーチが言っている事がよく理解出来ない様子なのです。
理解出来ない原因として考えられるのは…
アドバイスの言葉が難しくて子供には、その意味が理解出来ない
早口でアドバイスする為に理解出来ない
小さい声、あるいは滑舌が悪くアドバイスが子供の耳に届かない
言われているアドバイスは、理解できるが、それを実践しようとすると出来ない
上記4つの原因が考えられますが、特に最後にあげた『実践しようとすると出来ない』は、大人でもよくある事です。
これらの理解できない原因によって対処方法は異なってきます。
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理解できる為の対処方法
言葉が難しい、早口である、聞き取りにくいと言うのは、アドバイスする側の立場の人に改善するようにお願いする事が一番の解決策です。
アドバイスする側の立場の人は、たいてい先生やコーチ等『教える』という事を職業としているのです。
教えられる立場の生徒が、理解できないで悩んでいたとしたら、その原因が先生のアドバイスの仕方に起因するのであれば、先生やコーチに相談するというのが先決です。
また、理解できるけれど、実践しようとすると出来ないのは、本当には理解できていない事が多いのです。そのような場合は、何が理解できていないのかの原因究明が必要です。
原因究明の方法としては、お子さんが先生やコーチから何とアドバイスを受けているのか、お子さんから出来るだけ具体的に聞き出す事です。その上で、お子さんに実際にやってみてもらいお母さんやお父さんが見て、どこが悪いのか確認してみてください。
それでも原因がつかめないようであれば、先生やコーチに『お子さんもアドバイス通りにやっているし、親から見てもちゃんとやれている様子だが、なぜ出来ないと評価を受けるのか』について相談するのです。
つまり、お子さんが『理解できない』と言い出したら、そのままにはせずに先生やコーチ等に相談するのが一番の解決方法になるのです。もちろん相談するにあたって、親のフォローやサポートは必要不可欠です。
当然の事ながら、幼いお子さんほど言葉を知らない為によく理解できないという状況には陥りやすいのです。
日頃からお子さんとコミュニケーションを積極的に取る等してお子さんが理解できる言葉を増やしていく努力は必要です。
腑におちる感覚
うちの子供の場合も、コーチに相談したのです。
子供が言うには、「コーチが早口で言うからわからない」と言ったからです。
コーチに相談した直後のレッスンでは、うちの子供に対しては、ゆっくり話しかけながらいつもより丁寧に教えてもらった様子でした。
レッスン後「ママ、わかった!」と笑いながら私に言ってきたのです。その後「そう、そう」と独り言を言いながら納得していた様子だったのです。
いわゆる子供にとって腑に落ちた様子だったのです。
この出来事がきっかけとなり、以前よりぐっと上達したので、私は、理解させる為には『腑に落ちる』という感覚を体験させる事の大切さに気付いたのです。
子供には色々な経験をしてもらい、出来る事なら、そのような経験を生かして上達していって欲しいと親だったら誰もが願う事ですよね。
もしもお子さんが理解出来ない様子で悩んでいる場面に遭遇したら、家族みんなでお子さんに腑に落ちるような体験をしてもらい本当に理解する為に家族みんなでサポートしていきましょう。
子育ては、悩みばかりです。お互いに頑張りましょうね。
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