「もう9時だよ!お風呂に入りなさい!」
「もう7時でしょっ!起きなさい!」
事あるごとに時間を意識させるような日常を送っているにもかかわらず、いつまでたっても時計を読む事が出来ないのです。
まぁまぁ、4歳ぐらいまでは、周りの子供も全くわからない子供も多かったのでまぁまぁ良いと言う事にしましょう。
でも、子供が5歳になると、周りのお友達もちらほら読めるように。
例えば、8時、9時、10時等、簡単な時間はほとんどの子供が読めるようになってきたのに、うちの子供は、全然読めていない様子なのだ。
時計は、アナログ時計で教える
数字が読めるようになってきたのなら、デジタル時計なら読めるのではないか、と思うかもしれませんが、それだと時間そのものの概念がいつまでも理解出来ないままになってしまうのです。
実際、保育園のクラスのお友達の中に2歳の頃から、デジタル時計で時間が読めるお子さんがいます。『凄いなぁ』と感心していたら、5歳になってもアナログ時計の時間はまったく読めないのです。「1時までに○○する」とか「3時になったら…」等未来の時間を予測して行動するのが苦手のようなのです。もしかしたら、まだ時間の概念が頭に入っていないからなのかもしれません。
4歳ぐらいまでであれば、まずは、砂時計を使って時間の概念を身に付けさせるのは有効です。実際、うちの子供は砂時計によって『時間が経過するもの』という概念は理解した様子です。
5歳ぐらいからは、もう一歩進んでアナログ時計で時間の感覚を覚える方がよりきちんと理解してくれるようです。
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長針と短針は理解しにくい
7時になった時計を指差して、うちの子供に「今、何時かわかる?」と聞くと「12時」と答えるのだ。
まず先に目が行くのが長針のようだ。何回、聞いてもやっぱり長針がさしている数字を読んでしまうようだ。確かに短針より長針の方が目立つから先に目がいってしまうのはわかる気がする。
そこで、おもちゃの時計を買ってみたのだ。おもちゃの時計なら、近くで針の動きを体感する事が出来るので理解しやすいのではないかと考えたからです。
ところが、針を自分で直接手で動かす事が出来るので、グルグル回して遊び始めてしまい、ただのおもちゃに化してしまったのです。
目覚まし時計を合わせる
ところで最近購入したうちの目覚まし時計は、本当によく時間が遅れる。乾電池一個しか入れないタイプだからなのか、時間のずれをよく修正しなければならないのです。
ある日、子供に掛け時計に合わせて目覚まし時計の針を修正するのをお願いしてみたのです。
修正の仕方を教えて、しばらくすると、ほぼ時間を正確に修正していたのです。
『なんだ、出来るじゃない』と思ったのつかの間。またおもちゃの時計のように針をグルグル回して遊び始めたのです。
「こら〜!」
目結局、覚まし時計もおもちゃに化してしまいました。
針の動き方に気付く
その後も何度か、おもちゃの時計、目覚まし時計を触ってもらう機会を作るようににしていましたが、本音を言うと子供に時計を覚えてもらう事は、ほぼ諦めていました。
だから、「目覚まし時計の針を合わせてくれる〜」等と子供に声をかけるのも、たまにする程度だったのです。
ところが、ある日「お母さん!もう7時になるよ!」と言うようになったのです。
全く期待していなかっただけにびっくり。
いつの間にか、時計の針をどう読むのか理解していたのです。やはり時計を読む為の最初の一歩は、おもちゃでも目覚まし時計でも良いので『時計の針に触れさせる』のが一番である事に気付かされたのでした。
もちろん、まだまだ、長い針が12をさした状態の時間しか読めてはいないようです。7時、8時、9時、10時、11時等。
それでもうちの子供にとっては大きな進歩です。
無駄だと思っていたおもちゃの時計、役に立って本当に良かった〜。
でも…まだまだですけどね。子育ては、思うようにはいかないものですよね。お互いに頑張りましょうね。
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