テーブルをバンバンバン。
「うるさい。何でそんな事するんだ」
パパは、テレビ番組を見ていたものだから、邪魔をされて不機嫌にうちの子供に注意をしたのです。
注意されたうちの子供は、パパの口調が怖かったようで大泣き。
その後は、ふてくされた子供の心をなだめるのが大変になるのです。
我が家では、よくこういった事がおきます。
もえそろそろ5歳にもなるし、赤ちゃんじゃないんだから、なんでイタズラなような事をいつまでもするのでしょう。
必ず理由があるのです
その理由がわかったのです。
ある日、食卓でいつものように家族でご飯を食べている時でした。
「○☆攻撃の時は、何に変身するんだったかなぁ」と子供が、戦隊物のテレビ番組のヒーローについて、ひとりでつぶやくように言っていたのです。
いつもなら、そんなつぶやきでも、パパが子供の言葉を受けて「○☆攻撃されたら、△□に変身するんだろ」とか言っているのですが、その時パパは、子供の言葉を拾う事なく、テレビのニュースに聞き入っていていたのです。
私が慌てて「何だろうね」と声をかけたら、子供がテーブルをバンバン叩き出したのです。
「うるさい!聞こえないじゃないか」当然のようにパパが怒り出しました。
子供が泣き出しそうになった時に、『あぁ、そういう事だったのか』と私自身が気付いたのです。
「Kちゃんは、パパともっとお話しがしたいんだよね。ニュースじゃなくてKちゃんを見ていてほしいんだよね」と子供に声をかけたのです。
すると、子供が「そうだよ〜、パパ、話し聞いてくれないんだよ〜」と言いながら半泣きしていたのでした。
パパは「そっかぁ、悪い事したな。ごめん。」と子供に声をかけると高ぶった気持ちが落ち着いた様子でした。
スポンサーリンク
気持ちを代弁する
子供の気持ちを理解しようと言う気持ちはありますが、日々忙しい中、なかなかゆっくりと向き合ってる時間がなく、おろそかになる事はよくあります。
でも、子供は気持ちを理解して欲しいとサインを出した時には、その気持ちを大事にして向き合う事が大切なんだと最近、よく感じるのです。
なぜそう感じるのか。
それは、子供の様子が最近変わってきたからなのです。
子供がお友達の気持ちを理解しようとしている様子を何度か保育園で見かけるようになったのです。
「Aちゃんは、緑の積み木で遊びたかったんだよね」等とケンカになりかかったお友達の仲裁になんと!うちの子供が入っているではありませんか。
仲裁に入る事が良い事とは一概に言えませんが、子供の成長ぶりには驚かされたのです。
子供は、今自分がどう思っているのか、その感情を言葉にする事は苦手です。
でも日頃から子供の気持ちをお母さんやお父さんが代弁する事で、子供自身が自分の気持ちの表現の仕方を学ぶのだと思うのです。
優しい気持ちはこうして育つ
自分の気持ちを言葉で表現する事が出来るようになると、お友達の気持ちもわかるようになってくるのではないかと思うのです。
子供の気持ちを代弁する事は、何かを意識してとった私自身の言動ではないのですが、結果的に、子供の優しい気持ちを育てるという事につながったように思います。
優しい子供に育てるには、子供をよく観察し、子供の心に寄り添う事がポイントのようです。
とは言っても、ついつい表に出る子供の言動ばかりに目がいき叱ってしまう事も私自身、今だによくあります。
でもふとした時に子供の様子をじっくり見ていると、親に向けて自分の気持ちを発しようとしている子供の姿を見かける事があるのです。
きっとあなたのお子さんもお母さん、お父さんに向けて自分の気持ちを何らかで発信しているのかもしれませんよ。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
スポンサーリンク