うちの子供はひらがなを書けるようになってきたけれど、文字の向きが反対、いわゆる鏡文字なのです。
ひらがなワークブックで、ひらがなをなぞっている時は正しい向きで書けているのに、まっさらなところに書く時には必ずと言っていいほど、鏡文字になっているのです。
うちの子供の場合、『あ』、『き』、『く』、『け』、『さ』、『す』、『せ』、『ち』、『と』、『の』、『は』、『ほ』、『ま』、『め』、『よ』が鏡文字になります。
なんとなく、逆に書きたくなる気持ち、わからないではありません。
なぜ鏡文字になるの?
子供は、左脳よりも右脳の方が発達しているのです。
右脳でイメージしたものを、そのまま書いているので間違って書きやすいのです。
また、幼い子供の時期は大脳の働きが左右、分かれていない為、左右逆に書いてしまう場合があるのです。
その為、幼い子供が鏡文字を書くのは、世界共通の事のようです。
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修正のアドバイスをしたら
目の前で子供がひらがなを逆向きに書いていると親としては黙っていられません。
つい、正しい向きに直したくなります。
でも、ここはこらえた方が良さそうです。
ある時、うちの子供に、「『あ』は、こうだよ。逆になってるよ。」
「『の』は、こっち向きだよ。反対、反対。」等とアドバイスしたら、子供が「ママ!うるさい!」と怒ってしまったのです。
こうやって怒ってしまうと、うちの子供の場合、もうやる気を失いすねてしまうのです。
失敗でした。
ちょっと反省し、それ以来、グッとこらえて言わないようにしたのです。
間違えに気付く事が大事
ただ、ただ、目の前で鏡文字を書いて「書けたよ!」と自慢気に私に見せてくる子供の姿を見ているのは、つらいものです。
『書けているけど、向きが逆だよ』と言いたい、言いたい!
このままで良いのだろうか?
ある日、パパがおもちゃの付録で付いていたひらがな一覧表を子供の部屋の壁に貼ったのです。
その貼られたひらがな一覧表を見て、子供は「あ〜、これも、これもKちゃん書ける!」と得意な顔をして言っていたのです。
『いやいや、間違えて覚えてるから』と私は心の中で思いながら子供の様子を見ていました。
そのうち「ひらがな書く!紙とクレヨンください!」と子供が言ってきたので書ける用意をしてあげました。
また、書いている鏡文字。
「これでいいの?」と私。
「うん、そうだよ」と子供。
「だってね!」と言って部屋に貼られたひらがな一覧表のところにかけていって、あらためて子供は、その文字を見ていました。
『ん⁉︎』
子供は、不思議そうな顔をしながら、子供自身がひらがなを書いた紙をひらがな一覧表のそばに持っていったのです。
「あ〜、こっちじゃなくて、こっちだね」と、子供は文字が逆向きになっていた事に気付いたようです。
何度かそういった事を繰り返すうちに鏡文字にならずに最初から書けるようになった文字があります。
『ほ』、『ま』です。
他の文字については、まだまだ直らなそうですが、たまにちゃんと書ける事もありますので、幾分成長しているのではないかと思います。
まとめ
鏡文字は、修正はした方が良いのですが、側から強制して修正するべきではありません。
鏡文字がなかなか直らなかったとしても、それは障害ではありません。
時間はかかっても、子供本人が気付き修正しよう、と思うまで気長に待ちましょう。
子供に気付いてもらう為に、ひらがな一覧表等を身近に置いておくのは、有効です。
おおいに活用しましょう。