こんにちは。
そろばんの練習を始めようかなとかお考えでしょうか。
うちの子がそろばんに通うようになってから、よかったなと感じたことは、数字に強くなったことです。
やはり数の概念をたたきこむのには、そろばんが一番適しているように感じています。
でも、そろばんの練習をしていて、まだまだだなぁと感じる瞬間はあります。
そろばんでつまづく度に怒り出すうちの子供。
最近、子供が教室で練習している問題は、2ケタのたしざん及びひきざん。
ここまでくるのに、「できない、できない」と騒ぎ出すことも度々あり、私も頭を抱えだしてしまうこともあり、大変でした。
そろばんの考え方の基本は、数を『10』のかたまり、『5』のかたまりで考えていくことだ。
これがしっかり頭にはいっていかないと、うちの子供のように計算している途中でつまづいてしまうのだ。
こちらの記事では、そろばんの初心者向けにたしざん、ひきざんの基本的なやり方について、ご紹介しています。
動画も交えて紹介していますので、あなたのお役に立てたら嬉しいです。
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計算をする準備
そろばんで計算する最初の動き、操作は、すべての珠(たま)を『0(ゼロ)』の状態にすることです。
この状態を「ごわさん」と呼んでいます。
それでは、上の画像をご覧ください。
このように、そろばんには、それぞれの部位に名称があります。
一番上にある珠は、『五珠(ごだま)』と呼ばれ、数の5を意味しています。
その下にある4つの珠は『一珠(いちだま)』と呼ばれ、ひとつの珠は、数の1を意味しています。
そして、五珠と4つの一珠の間に細い棒が横に取り付けられています。
これを『梁(はり)』と呼んでいます。
この梁をよ〜く見ると等間隔に丸い小さな点が描かれています。とっても小さな印ですが、これを『定位点(ていいてん)』と言います。
こうした珠や梁をおさめている四角い木枠は、『枠(わく)』と呼ばれています。
定位点を1の位として、その左側の列の珠が10の位、またその左側を100の位とみていき、桁数が増えていくほど、左側の列の珠を使って計算していきます。
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たしざんのやり方
それでは、最初にたしざんのやりかたです。
10未満のたしざんなら、教わらなくてもできるかもしれませんが、念のため、ご紹介させて頂きます。
≪10未満のたしざん≫
たとえば、1+2=を計算したい場合には、
①梁の下にある珠をひとつ上に動かします。
②そして、次にふたつの珠を上に動かします。
そろばんの上では、3つの珠が上にあがっている状態にあるので、
答えは3ということになります。
今度は、6+2=を計算してみましょう。
①梁の上の五珠を下に動かします。梁の下の一珠を上に動かします。これで6という意味になります。
②次に一珠をふたつ上に動かします。今、そろばんの上では、五珠がひとつ下に下がり、一珠が3つ上にあがっています。
これで、8という意味になり、答えは8ということになります。
では、今度は10以上のたしざんについてご紹介します。
≪10以上のたしざん≫
たとえば、11+3=を計算してみましょう。
①定位点のひとつ左隣の列の十珠をひとつ上にあげます。そして定位点の列の一珠をひとつ上にあげます。(これで11という数字をあらわします)
②次に同じく定位点の列の一珠を3つ、上にあげます。
これで、答えの14という数字になります。
それでは、もう少しだけ複雑な例題を出します。
たとえば、15+16=を計算してみます。
①定位点のひとつ左隣の列の十珠をひとつ上にあげます。定位点の列の五珠を下にさげます。(これで15という数字をあらわします)
②次に16とたしていきます。まず、16のうち、10を先にたしていきます。定位点のひとつ左隣の列の十珠をひとつ上にあげます。すると、定位点のひとつ左隣の列、つまり10の位の列には十珠が2つあがっているかと思います。(これで20という数をあらわします)
③次に16のうちの6をたしていきます。今、定位点の列、つまり一の位の列には、五珠がさがった状態にあります。
あと4つの一珠が、梁の下に残っていますが、今回は6をたしたいので、これでは珠がたりません。そこで、定位点の隣の列の十珠をひとつ上にあげます。(これは、6という数をたせないので、かわりに10をたすという考えにもとづく計算になります)
でも、たしたいのは6。
10では多いので、多い数の珠を引いていきます。6にいくつたせば10になるのか、それは4ですよね。
そろばんの計算は、事前に10以下の数で、たして10になる数をおぼえていることが前提となります。
それでは、余分な4をひいていきます。
今、一の位の列(定位点の列)には、五珠がひとつさがっています。
4はひけない状態なので、かわりに五珠を上にあげます(かわりに5をひくのです)。
でも、5では多く引きすぎていますよね。
いくつ多いのか。4にいくつたせば5になるのか。
そう、答えは1ですよね。
なので、1をたします(定位点の列の一珠をひとつあげます)。
ここで、そろばんの珠の数を確認してみると、10の位の列(定位点の左隣の列)の十珠が3つ上にあがっていますよね。
そして、一の位の列(定位点の列)の一珠がひとつ上にあがっていますね。
答えは、31ということになるのです。
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あわせて10、あわせて5
一見、複雑そうに思える計算方法ですが、あわせて10になる数、あわせて5になる数をおぼえると、そろばんを使っての計算はぐっと楽になります。
一覧にするとこんな感じです。
0+10=10
1+9=10
2+8=10
3+7=10
4+6=10
5+5=10
6+4=10
7+3=10
8+2=10
9+1=10
10+0=10
0+5=5
1+4=5
2+3=5
3+2=5
4+1=5
5+0=5
いかがでしたか?
そろばんは、一見難しそうに思えますが、基本的な考え方、やり方を覚えてしまうと、そろばんの計算はわかりやすく感じるようになります。
何より数の概念を把握するという意味でも、そろばんの計算方法を覚えるのは有効そうです。
うちの子供は、まだまだ悪戦苦闘しているところですが、
やがて、そろばんによって計算が得意になってくれると信じています。
今回は、たしざんについてご紹介しましたが、ひきざんについては、また別の記事でご紹介していますので、良かったら、ご覧くださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。