うちの子供がスイミングスクールに通い出したのは、3歳を目前に控えていた頃でした。
スイミングスクールに入会したのです。
入会した理由は、子供の習い事っていえば定番だものね〜、とよく言われるが、うちの場合は違う。
私自身が泳げないからだ。
泳ぎ方を知らずに大人になってしまった。
友達に海に行こうよ!と誘われてもすんなり、うん、と言えなかった私。
子供には、私のような思いをさせたくない。
そんな思いから、子供をスイミングスクールに通わせる事にしたのです。
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競争心を煽るクラス分け
このスイミングスクール。
子供にとっては、意外な効果があったのです。
それは、競争心です。
まだ、幼児くらいの年齢だと、『評価』されるという経験は、ほとんどないのではないでしょうか。
また、悔しい!と思う経験もあまりないのではないでしょうか。
スイミングスクールには、そういった事を経験できる要素が詰まっています。
スイミングスクールでは、定期的にテストが行われます。
仲良くレッスンを受けていたお友達が、急にライバルになるのです。
うちの子供が通っているスイミングスクールには、同じ保育園のお友達も通っています。
保育園で、年齢がひとつ下のクラスのお友達が、スイミングスクールでは、ひとつ上のクラスという現象がおきるのです。
幼くして、実力社会を経験させられるのです。
うちの子供も、ひとつ下のお友達に追い抜かれて、同い年のお友達に追い抜かれて、一時期やる気を失くしていた時がありました。
どうして、うちの子だけ…
そう思うと、大抵つらくなるのは、親の方です。
追い抜かれて、やる気がない我が子を見るのが辛くて辞めてしまう人もいます。
子供は、やる気を失くしたように見せてますが、心の中では、悔しいのです。
ここで逃げては、いけません。
子供が可哀想だから…
可哀想に思えて、辞めてしまうと何事にも中途半端で辞めてしまう子供になってしまうかもしれません。
スイミングスクールのいいところは、友達に追い抜かれる可能性はありますが、レベル別クラスが下がる事は、ありません。
着実に、続けていれば必ず上のクラスへ行けます。
うちの子供が通っているスイミングスクールでは、テストで合格すると、メダルがもらえるのです。
紙で出来た手作り感たっぷりのメダルですが、子供は、首にかけてもらうと大変嬉しそうにしています。
そう、それは自信にもつながるのです。
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クラスをなかなか上がれない時は
スイミングスクールは、クラスがレベル別に分けられています。
子供の成長具合によって、早く進級する子供もいれば、なかなか進級出来ない子供もいます。
もしも、あなたのお子さんが、なかなか進級出来ない時には、遠慮なくコーチに相談しましょう。
そんな事、恥ずかしくて出来ない。
そう思うお母さん、意外と多いです。
でも、こちら側は、お客様です。
コーチは、理由を説明する義務があります。
なので、遠慮なくコーチに、なぜ、うちの子供は、進級出来ないのか、具体的にアドバイスをもらいましょう。
ある程度の悔しい思いを子供に経験させるのは、良い事だと思います。
でもダラダラ、同じレベルのクラスに長い期間いると、もう友達に競争心を抱くのをやめてしまいます。
あきらめてしまうのです。
現に、うちの子供は、最初にいたビギナークラスに1年近くいました。
子供自身も、友達が上のクラスに上がったばかりの頃は、自分も上がりたい!とお風呂で練習していました。
けれど、ある時点から、お風呂での練習もやめてしまい、レッスンに行ってもやる気が見えなかったのです。
まだ、水慣れしてないとおもわれているのかな?
そう思って、レッスンをずっと見ていると、うちの子供より、水慣れしていないように思えた子供が、どんどん上のクラスにあがってしまったのです。
さすがに1年近くなって、たまりかねてコーチに相談しに行きました。
上がれない理由は、水の中に潜ってブクブクをやるが、鼻から息が出来ていない、というものでした。
ブクブクさえ、出来ていないお子さんも上がっていたので、正直、
『なんだ、そりゃ』という気持ちでした。
その相談後、すぐに行われたテストでうちの子供は、初めての合格メダルをもらいました。
インストラクターは、大勢のお子さんを見ているので、親の方で上手にコントロールしていないと、忘れさられる可能性があります。
なので、子供の様子をみながら、時には、コーチに相談する等して、親は、ちゃんと見てますよ、とアピールする事も大切です。
親子で共に頑張れる楽しい時期は、限られています。
今のうちに楽しく競争心を身につけていけたらいいですね。