「これって、違うんじゃない?」
私が見かねて、何か指摘しようものなら、「いや、これでいいんだよ!」頑なに主張する我が子供。
6歳になってから、殊にそういう風に主張する事が多くなってきた。
自我がしっかり芽生えてきたとも言えるのだろう。
でもでも、まだまだ幼い子供。
知らない事の方が圧倒的に多く、その分、学ぶ事もこれからたくさんあるのだ。
なのに、数少ない知識で、自信満々に明らかに間違ったやり方でやろうとするのだ。
私の目の前で、それをされると、つい間違いを正したくなる。
いや、きっと、私だけではない。
世の親、ほとんどは、可愛い我が子供の間違ったやり方は、見ていられず、正そうとするだろう。
見守る?
そんな事、出来る?
目の前で、『あちゃ〜』って思ってしまうような事、やっているんですよ。
「あ〜、違う、違うよ〜。」ってつい反射的に言ってしまうのです。
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素直な子供ほど
素直な子供ほど、様々な物事においての成長率は高いと言われている。
そりゃそうだ。
我が子供の態度を見ていると、何かにつけ、ひとつひとつ反抗してくる。
その反抗具合が、「しょうがないなぁ。」なんて可愛く思えるレベルならまだいい。
6歳にもなると、生意気な事を言い出すわ、本当、口は達者になってくるわ、腕力は出てくるわ、思わず本気で私も怒ってしまうのだ。
トホホ。。。どうしたものやら。
保育園で同じクラスのお友達のひとりが大変素直な子供がいるのです。(妬ましいほどに素直な性格なのです。羨ましい…)
なわとびをマスターするのも、鉄棒が出来るのも、折り紙を折るのも、誰かから教わると、そんなに時間もかかる事なく、実に早く上手になっていったのです。
子供が素直に従ってくれる、これ、大きい。
上達度合いに大きい影響を及ぼすからだ。
素直であれば、経験値の高い大人の話を聞いて、その通りに実践する事が出来る。
素直でいるというのは、人の話をよく聞いているって事なのだ。
きっと、素直な子供にとっては、難しい事はない。
だって、自分の耳に入ってきた情報の通りに、体を動かせばいいのだから。
ああでもない、こうでもない、と迷う必要も、考える必要もないのだ。
だから、素直にしたがってやれる子供ほど、遠回りをせずに、効率的に上手になっていくのだ。
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聞いているようで聞いていない
なぜ、うちの子供は、話を聞いてくれないのか。
これには、子供なりの事情があるようだ。
「どうして、ママの話しを聞いてくれないの?」
子供:「聞いてるよ!」
私:「それなら、今、なんて言ったか、言ってみて!」
子供:「片付ける…」
私:「何を?」
子供:「…」
聞いているようで聞いてない。
そう、要は、人の話を聞いていないのだ!
なのに、なんで、『聞いてる!』なんて、堂々と言えてしまうのだろうか。
聞いていないから、間違ったり、何度言っても、同じ事をやってしまい怒られたり、癖等が直らなかったりするのではないか!
そんな事を思う日々が続いたある日、子供から発した言葉で、気付かされたのです。
話を聞けない事情
「僕は、何もするな!考えるな!僕は、ロボットになればいいって言うの⁈」
ある日、私が言った事に、なかなか従ってくれない子供に注意したところ、そのように反抗してきたのです。
『ロボットねぇ…確かに…』
要求された事に従う、と言うのは、大人だって嫌だと感じる人が多いのではないか。
そう、私自身も。。。
ましてや、何かやっている最中に『ああしろ、こうしろ』と指示されるのは、とても苦痛な事である。
私自身も思い当たる事がある…。
(料理している最中に旦那が、風呂場から呼び出し音で、私を呼ぶ時等、イラっとする事がある)
大人から見れば、ただ子供が遊んでいるだけのように思える場面でも、子供からすれば、『何かをやっている最中、何かをしたいと思っている最中』なのであり、その『最中』に指示してこられるのは、邪魔だし、非常に不愉快なのだろう。
それなら、どうしたら良いのか。
何か効果的ないい方法は、ないものか。
もしかして、自分が、子供の立場になってみて考えてみた方が良いのか?
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ギブアンドテイク
育児書等を読むと、子供のしたい欲求を受け入れてあげなさい、子供のしたいようにさせてあげなさいと書かれている事が多い。
確かに、それが出来たら良いとはわかってはいるのです…
でも、人の話を聞かずに、何度注意しても、同じような事を繰り返している子供に、正直、イライラ感がつのり、そんな余裕を持てないと言うのが本音だ。
子供が遊びたい!悪ふざけしたい!という強いエネルギーをどうやって受けとめるのだ。。。
ある日、「ご飯が出来たから、食べちゃおう」と声をかけたものの、いつものようになかなか席につこうとしない子供を、しからずに待ってみた。
どうなるんだろう。。。叱りたい気持ちを我慢、我慢。
5分が経過…10分が経過…15分が経過…
せっかく作ったご飯がどんどん冷めていく。。。
30分ほどが経過した時に、私は、もう一度、子供に声をかけたのだ。
「へっ…?」
子供は、そう言って、一瞬、何か驚いた様子。
そして、次の瞬間、思い出したようだ。
「は〜い。」そう言って、素直に席につく我が子供。
「忘れていたの?ママ、待っていたんだよ!」思わず、声を荒げてしまった私。
「ごめんなさ〜い。」とのんきに返事をする子供。
こんな調子だから、いつまで経っても進歩してくれないわけだ。
そこで、条件を提示してみる事にしたのだ。
それは…
というもの。
例えば、ご飯をすべて食べ終える事が出来たら、遊ぶ時間を15分もらえる。
ママのお手伝いをしたら、もう15分と言うように、とにかく子供にとってわかりやすい条件を提示してみる事にしたのです。
いわゆるギブアンドテイクです。
これは、うちの子供には、上手く当てはまった方法でした。
この方法をとってからは、以前に比べて、私の話を聞くようになりましたし、時間というものを意識するようになったのです。
もちろん、もともと素直なお子さんに比べたら、まだまだマイペース感があります。
それでも以前に比べたら、ダラダラ子供のペースで時間を過ごすと言う事がなくなったのは、嬉しい効果です。
まだまだ、直したいところは、いっぱい山ほどあります。
ですが、ひとつひとつ解決していくしかないのですよね。
子育て家庭の皆さん、今日もお疲れ様です。
まだまだ続く子育て奮闘、お互いに頑張りましょうね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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