寒い…。外に出るのが億劫になる季節になると、お父さんの言い訳が多くなりますよね。
「パパ!ゴロゴロしないで、公園に行こうよー」と子供には言われたら、予測能力を上げる遊びとして凧揚げをおすすめします。
予測能力のメリット
子供というのは当然の事ながら、大人のように予測する力、先を読む力が未熟です。
予測する力がついていくと、今やっている言動が、少し先の未来にあるいは、今している言動のすぐ後におきるであろう事が容易に想像がつくようになるのです。
◆同じ場所で同じような悪ふざけをして怒られる。
◆同じ事をして怪我をする。
これは、先を読む予測能力が未熟な為におきてしまうのです。
予測能力を身に付ける事で行儀が良くなるメリットがあります。
怪我を未然に防げるメリットがあるのです。
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なぜ凧揚げが予測能力をあげるのか
凧揚げを経験した事のある人なら、想像出来るでしょう。
凧揚げは、意外に難しいところがあるのです。
風を読まなければならないのです。
でも風は見る事が出来ません。
その為あがっていく凧を見ながら、凧ひもに伝わってくる風の力、風向きを感じとり操作する必要があるのです。
それは時に繊細の力加減だったりするのです。
凧揚げをする事は、風を読む訓練を遊びながら行っているのです。
風が読めるという事は、見えない力に対して、どう対処するかをとっさの間に予測する事が出来るという事です。
この風を読む、いわゆる予測能力は、日常生活だけでなく勉強面、スポーツ面、お友達とのコミュニケーション上でも必要となる能力です。
今、している練習は、やがて自分自身が大きな目標となる事に結びつくという事が理解出来るようになるので、子供のモチベーションも変わってきそうですよね。
ならば、凧揚げをお子さんに是非経験してもらいたいですよね。
凧を上手にあげるには
まず始めに、凧をあげる時には、必ず周囲に迷惑をかけない広い場所で行うようにしましょう。
また、晴れていて気持ちいい程度の風が吹いている日を選びましょう。
凧揚げのやり方
①凧を持つ役割の人を決めましょう。凧ひもを持つのはお子さんです。
②凧を持つ役割の人は、凧は水平に持ってください。少しだけ下に傾けるように持つ事がポイントです。凧の下に風が入るようにする為です。
③凧ひもを持つ役割のお子さんに走ってもらいます。凧を持つ役割の人は、お子さんが走り出すタイミングで凧を手から離します。この時、すぐに勢いよく離すのではなく、ふわぁっと風に乗せるつもりでやさしく凧を手から離す事がポイントです。
④お子さんに走るのをストップしてもらい、風に乗って凧があがっている様子であれば凧ひもを少しずつ長くしていきます。
⑤凧が遠目で見て5cmほどの大きさに見えた時、凧は風を受け安定してあがっている状態です。ここまできたら、もう大丈夫。強い風が吹いてこない限り、凧はゆらゆらゆっくりと揺れながらもずっとあがっているでしょう。
⑥凧を下ろす時は、少し強めに凧ひもをグイッと引っ張り、引っ張った分の凧ひもの半分をだけ巻きつけてください。引っ張っては、その半分の長さ分だけ巻きつけ、また引っ張って…と言うように繰り返しながら少しずつ巻きつけていき凧をおろしていきます。
お子さんが幼児の場合は、お父さんかお母さんのどちらかが凧を持つ役、どちらかは凧ひもを持つ役と決めて、凧が十分にあがったら、お子さんに凧ひもを持ってもらうようにしましょう。
最近は、あまり凧揚げを楽しんでいる子供を見かけなくなりました。
外遊びの中には、お子さんの心身を成長させるものがいっぱいあります。
寒くなってくると、どうしても外で子供と一緒に遊ぶ事が億劫になりがちですが、1年1年大きく成長している時期だからこそ、外遊びを積極的にさせてあげたいものです。
また今年も凧揚げで子供と遊んでいます。
やってみると、意外と大人も楽しめますよ。